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クールジャパン戦略の見直しをするニュースをわかりやすく解説して下さい



クールジャパン戦略を政府が見直しする方針を固めました。
今回はこのニュースをわかりやすく解説して行きたいと思います。

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そもそもクールジャパンって何だっけ?という事で、まずはこちらを解説していきましょう。

クールジャパンとは日本のマンガやアニメ、食べ物、ファッションや観光地など、あらゆる日本の誇れるモノを政府が主体となって世界に輸出・発信して行くというプロジェクトですね。

クールはカッコイイと言う意味です。

1997年にイギリスで「クールブリタニア(ブリタニアは古代ローマ時代にあった今のイギリスの地名から来てます)」という産業プロジェクトがあり、そこからクールジャパンをマネして作った様です。

クールジャパンは2010年に経済産業省が「クールジャパン室」と言う、プロジェクトを進めていく場所を作り始まりました。

なんでこんな事を始めようとしたかと言いますと、かつて世界一を誇っていた日本の自動車や家電といった産業が衰退してモノが売れなくなり、中国にもシェアを奪われてしまいました。

そこでどうしたもんかと考え、日本の文化に根ざした産業をもっと世界に発信して外国人を取り込んで
行こうと考えたわけです。

これを目論んだのは菅直人さんですね。

クールジャパンを世界に示して行くにはいろいろと難題がありました。

例えばもしあなたが農家さんだったとして、その農作物を海外に持って行ってアピールしようと考えたら非常に難しいですよね?資金だって必要です。

そこでそう言った方々を支援する為に「クールジャパン機構」という官民ファンドを2013年の11月に作りました。

官民ファンドとは政府と民間の企業がある目的の為に共同でお金を出し合い作った基金です。(政府のお金は私達の税金です)

この集めたお金で先程のような海外にアピールしたい農家さんなどに融資をします。
また、海外でどのようにアピールしたら良いかなどのサポートもします。

そして海外進出してクールジャパンで見事に儲かったらお金を出してくれた民間企業などにクールジャパン機構が配当金などを支払うのです。

ちなみにクールジャパン機構は正しくは「株式会社海外需要開拓支援機構」と言いう名前の会社です。

要は会社が投資家からお金を集めて、儲かったら配当金を配ると言う事をしてるわけです。
株みたいなもんですね。

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このようにして、クールジャパンは現在に至るわけですが、クールジャパンは成功してるのでしょうか?

残念ながらクールジャパン機構は失敗してると言えます。

例えばマレーシアのクアラルンプールにクールジャパン機構が約9億7000万円、三越伊勢丹ホールディングスの現地子会社が10億1000万円を出資して百貨店をオープンさせました。

クアラルンプールは日本の三分の一の物価と言われていますが、そこに日本の商品を並べました。

ブドウが1房10000円、ドレッシング1000円という具合に、日本人でも手を出せないような金額の商品を並べた結果・・ほとんど売れませんでした。

そして多額の赤字を計上して1年半ほどで撤退してしまったのです。

このように、こういった案件を何個か作って出資金を募り、海外にアピールしているわけですが、どれもパッとせず、結局赤字を出し続けているのが現状の様です。

2018年3月ではクールジャパン機構は累計97億円の損失を計上してしまいました。

そこで政府は4年前に取りまとめた戦略を見直し、SNSを通じた情報発信などを推進していく方針にしました。

ただ、これも今のままでは上手くいかないと専門家は酷評しています。

クールジャパン機構は2034年に業務を終了することが法律で決まっているのですが、最終的には赤字で終わるのでは?という意見が強いです。

これが今回のニュースですね。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2019/01/22(火) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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