シリア内戦の関係図をわかりやすく解説して下さい



シリアの内戦で化学兵器が使われ、アメリカがミサイル攻撃をしたりロシアが怒ったりと複雑なニュースがやっていますね。

今回はこのニュースをわかりやすく解説して行きたいと思います。

まずシリアの位置を見てみましょう。

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トルコやイラク、ヨルダンと言う国にかこまれている国ですね。首都はダマスカスです。

シリアでそもそも内戦が起こったきっかけは『アラブの春』と言う革命運動です。

独裁者を倒して民主化(市民が政治の主役になる事)を進めよう!という事で2010年にチュニジアから始まり、エジプトやリビアと言った「アラブ世界」に広がりました。

シリアも同様で2013年に革命運動が広がりました。

シリアにはアサド大統領という独裁者がいます。
この人はイスラム教なんですが、イスラム教のアラウィー派と言う宗派です。

そして、政治家もアラウィー派で占められており、アラウィー派を優遇しています。

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一方、国民はと言いますと同じイスラム教なのですが、スンニ派と言う宗派が大半を占めています。

アラウィー派ばかり優遇するような国なので、国民の怒りが爆発して、シリア政府軍vs反政府軍(国民の軍)で内戦が起こったわけです。

しかし、ここにもう一つの集団が入ります。

IS (イスラム国)です。

ISは以前、 IS ISと名乗っていましたが2014年6月末に ISに改名しました。

IS、イスラム国と名乗っているのは既に国として樹立を宣言しているからです。一部の地域では税金まで取っています。

彼らは反政府軍と同じスンニ派で、目的はイスラム法を規範とする国づくりです。単なるテロ集団とはここが違います。

このISですが、スンニ派ですから当然シリア国民の仲間だと思うかもしれませんが違います。
なぜなら先程申しました通り、目的は自分達の国を作る事です。

ISは自分達の国を作るために資金や武器を手に入れるために、なんとシリア反政府軍を襲い油田や武器を手にいれます。

そして最終的にはアサド大統領、つまりシリア政府軍を倒して国を手に入れようと企んでいるのです。

ではアサド大統領率いるシリア政府軍を支援している国はと言うと、ロシアです。

ロシアはソ連時代からシリアと関係がありました。ロシアの軍事基地をシリアに置かせて貰ったり、武器をシリアに売ったりして来たのです。

だからロシアはシリア政府軍を支援しているのです。その為、シリアの反政府軍はロシアにとっては敵なので空爆を行ったりしています。

じゃあ逆にシリアの反政府軍はどこが支援しているかと言うと、アメリカやトルコ、フランスと言った国です。

シリアの国民が自分達の国を作れるようにと支援しているのですね。

ロシアとアメリカなどが共通の敵としているのがISです。ISに対しては両国とも空爆を行っています。

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さて、先日にアサド大統領率いるシリア政府軍が化学兵器を使用して、シリア反政府軍に攻撃をしました。(シリア政府軍やロシアは否定してます。)

化学兵器の使用は国際条約で禁止されています。

そこでアメリカはシリア政府軍に対してミサイル攻撃を行ったのです。これにはイギリスもフランスも賛成しています。

一方、ロシアはこのミサイル攻撃を当然の如く批判して国連に訴えたりとしています。

こうした関係がシリアの内戦で起こっているのです。
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2018/04/17(火) | 宗教・戦争のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

化学兵器の使用はなぜ禁止されているの?(シリアの化学兵器使用)をわかりやすく解説して下さい



シリアで化学兵器を使用したとして、アメリカがシリアにミサイル攻撃を行いました。

今回はシリアで使われた化学兵器とそもそも化学兵器はなぜ禁止されているのかわかりやすく解説したいと思います。

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まず化学兵器の意味を改めて見てみましょう。

化学兵器は毒ガスと言った化学物質により、人や動植物に対して被害を与えるため使われる兵器です。

毒ガスなどをミサイルや爆弾に取り付けて、大量に殺傷させるので、大量破壊兵器の仲間として位置付けされていています。

化学兵器は第一次世界大戦(1914年〜1918年)にドイツが初めて使用したと言われています。この時に使用したのは塩素ガスで5000人の死者が出ました。

実は化学兵器の使用については1899年にオランダのハーグという場所で、ハーグ万国平和会議が開かれ「毒ガスを使用しないようにしましょう」と禁止されていました。

しかし、法的な拘束力がなかったので戦争で使用されてしまったのです。

その後、1925年にスイスのジュネーヴと言う場所で化学兵器などの使用の禁止を定めた国際条約が開かれましたが、結局は第二次世界対戦でも使用されてしまいました。

化学兵器の利点はあまり費用をかけずに、簡単に開発ができて大量に殺せる所にあります。
ですから特に北朝鮮やシリアといった国では保持してしまう傾向があるのです。

そして、使用してしまった一帯は汚染されて酷い時は何十年もそこで生活ができません。

ベトナム戦争ではアメリカが9年間も枯葉剤を撒き続け、50万人もの人が苦しめられ、今も後遺症に苦しんでいる人がいます。

このままでは歯止めが効かなくなってしまう・・そこで1997年の4月に『化学兵器禁止条約』という国際条約が出来たのです。

化学兵器禁止条約は化学兵器を使用する事はもちろん、保有や生産、また譲渡と言った行為を禁止にする国際条約です。

怪しい場合は抜き打ち検査をする事も可能です。加盟国は192ヶ国にのぼっていますが、北朝鮮やエジプトは加盟していません。

シリアも加盟しており、以前に化学兵器の廃棄を完了させたはずでした。
しかしながら今回、化学兵器使用の疑惑があがり証拠とするサンプルも採取されたのです。

調べたのは化学兵器禁止機関というオランダのハーグにある本部にいる人達でした。

使用されたのは塩素ガスやサリンと見られています。

化学兵器禁止条約に加盟しているにも関わらず、化学兵器を使用したというわけで、シリアはアメリカからミサイル攻撃を受けたのです。

ロシアはシリア政府軍を支持しており、アメリカはシリアの反政府軍を支持しています。

こうなってしまうとシリアとアメリカだけの事ではなく、ロシアとアメリカの関係も生じて来ますので極めて危険な状況です。

これが今回のニュースですね。
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2018/04/16(月) | 宗教・戦争のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

イランの核合意とトランプ大統領(アメリカ)の懸念についてわかりやすく解説してください



欧州連合(EU)主要国がトランプ米大統領へ2015年に結んだイランの核合意への支持を再度明言する事がニュースとなっています。

今回はこのニュースをわかりやすく解説していこうと思います。



2015年に起きたイランの核合意とは何か?ということですが、これについては少し歴史を辿りながら見ていきましょう。

イランの各問題が大きく問題になったのは2002年の事です。イランに反対する組織やアメリカの諜報部がイランが秘密の核施設を作っているのを見つけました。

この事を公の場でイランに指摘した所、核兵器の為に作ったわけではなく、原子力発電の為にウラン濃縮をしているんだと回答しました。

ウラン濃縮というのは各燃料を取り出す工程ですね。

ウランにはウラン238とかいろんなものが含まれているのですが、このうち核分裂を起こすウランがウラン235です。

その為にウラン235を必要に応じた濃度まで高めなくてはいけないのです。これは核を作る為でも原子力発電に使う為でも同じような工程が必要なのです。

イランはあくまでも平和利用の為に使うと言ったわけですね。ですが、イランはご存知の通り原油が出ますからワザワザ原子力発電を作るのは怪しいですよね?

それにイランは周辺諸国と非常に仲が悪いので、核兵器の為に核を作っているんじゃないか?と予測したわけです。

そこで最終的に国連安全保障理事会(いろんな国の人が集まって世界の平和について話し合いをする組織)に話を持っていき、このような結論になりました。

「いや、平和利用って絶対ウソやん。核兵器を作る為やん。」

そこでイランに対して経済制裁を行う事になったのです。

経済制裁というのは経済制裁に賛成した国同士が約束して、対象の国と貿易をしないようにしたり、銀行を凍結させてお金のやり取りなどができないようにして、村八分にしちゃう事です。

この経済制裁によってイランに大きな経済的損失を与えます。特に原油が国の主な収入源ですから、誰も原油を買ってくれなかったので、一気に貧困が増えたのです。

そこでイランはウランの濃縮やめるから経済制裁解除して・・ということになり、条件付きで経済制裁が解除となったのです。

これが2015年に起きたイランの核合意です。

核合意の内容はウラン濃縮をする活動を縮小したり、濃縮ウランの保有量を15年間で300キログラム以下に制限したりします。

またイランが違反した場合は65日以内に制裁が戻される措置も盛り込まれています。

さあ、これでよかったよかったとなったわけです。



が、この時は2015年。アメリカはオバマ政権下時代です。時代はトランプ政権に変わりました。

トランプ大統領は選挙に出馬した時からイランの核合意には反対していました。

この時の演説では「私が当選したら、最初の仕事はイランの核合意を棄却する」と言っていました。

なぜこんなに否定しているのでしょうか?

実はアメリカはイランをこのように見ています。

「世界最大のテロ支援国家」

アメリカではイランが様々な武装勢力に資金を提供しており、その武装勢力がアメリカなどへテロを行っていると指摘しているのです。

またイランの核合意は、核はダメですが弾道ミサイルは開発してもOKとなっているので、このようなミサイル開発などが中東地域の不安定化を加速させているとみられています。

ですから経済制裁を解除してしまうと、せっかく経済制裁で崩壊しかけていたのに武装勢力の資金提供が復活してしまう可能性があります。

それにそもそもミサイル開発はOKな核合意は穴だらけだし、核合意の期限が設けてあるなら再び核開発に踏み切るんじゃないか?

と懸念しているのです。

そこでアメリカは期限などを撤廃したり、ミサイル開発もダメだよ!という内容の新しい核合意書にイランがサインして貰うよう求めているのです。

ただ、フランスやドイツなどEU側では「イランは核合意を守っているね!」寄りでイランの核合意を尊重しています。

そんな中、先日イランとの核協議に参加した国のフランスのルドリアン外務大臣とイランのザリーフ外務大臣が会談しました。

ルドリアン外務大臣は、「核は作ってはないと思ってるけど、おたくのミサイル開発がいろんな国で心配のタネになってるんだよねー。」

と言い、これに対してザリーフ外務大臣は「いやミサイル開発は核合意とは関係ないし。イランが核合意を守っていることは国際機関も認めているじゃないか。」
と強い不快感を示して話し合いが終わりました。

アメリカは新しい核合意文章がイランに受け入れられなければ合意から離脱する事を示しています。

一方、イランは核合意の修正は一切認めないと示していて険悪なわけです。

そこでイランの核合意を尊重しているEU側は「まあイランは核合意守って頑張ってるよ」という事で修正案とかしないで、今の核合意書をアメリカに認めてもらうように働きかけているのです。

今回はこのような事がニュースとなっているのですね。
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2018/03/08(木) | 宗教・戦争のお話 | トラックバック(0) | コメント(2)

トランプ大統領のNPR(核兵器戦略の見直し)指針ついての考え方をわかりやすく解説して下さい



トランプ大統領が核体制の見直しを発表しました。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



世界で一番核兵器を保有している国はロシアです。
その数は7300発です。続いてアメリカが6970発です。そしてフランス、中国、イギリスと続きます。

北朝鮮は第9位で10発未満(といわれています。)です。世界中の核兵器を集めますと15300発以上にもなります。

核兵器はその時代背景によって保有する数が違ってきます。
例えばアメリカとロシアが大きく対立していた冷戦時代は、アメリカは最高で31000発、ロシアは45000発もの核兵器を持っていました。

ではオバマ政権下は核兵器に対してどのような考え方だったでしょうか?

オバマ大統領と言えば2016年の5月27日に現職として初めて広島に訪れ原爆死没者慰霊碑で献花した後に演説した事がニュースとなりましたね。

オバマ大統領は核兵器に対してこのような発言をしていました。

「平和で安全な核兵器なき世界を追求する」

これは2009年4月にアメリカとEUの首脳会議でチェコに行った際に、核兵器を唯一実戦で使用した国の代表として発言しました。(プラハ演説と言っています。)

また、2010年4月にはアメリカ、ロシアの戦略的核兵器削減条約にも調印(国が作成した公文書に署名すること)しています。



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核兵器に対しては時代背景に合わせて今後どのようにしていこうかという戦略を立てています。今後5〜10年後の戦略核兵器の見直しをする事をNPR(Nuclear Posture Review)といいます。

オバマ政権下時代だった2010年のNPRは次の様なものでした。

●核の拡散と核によるテロの防止
核兵器が世界中で使われたり持ったりしないように監視していきます。また核兵器を自国が持つ事でテロを抑止していきます。

●核戦略と核兵器の役割を減少
核兵器を持っていない国に対しては核兵器を使用したり、「核兵器を持っているぞ!」と脅したりしません。持ってる国と戦争になった場合でもむやみに核兵器を使用したりしません。

●安全で安定的、効果的な核保有の維持
核実験や新しい核弾頭(ミサイルの部分ではなく、ミサイルに積まれている核の部分)は開発しません。核兵器を作る場合は過去のデータを用いて作ります。

など

核兵器を持っている国ですから、なんか無理があるような・・と思う方もいるかもしれませんが、とにかくオバマ政権下では核兵器は減らすような雰囲気は見て取れるかと思います。

ではトランプ大統領の今回の新NPRを見て見ましょう。

トランプ大統領は就任演説でこのような発言をしていました。
「力による平和」

つまり一国が強力なパワーを持って平和を維持していく考えです。最近の背景では特に北朝鮮とアメリカの緊張が続いています。北朝鮮の背後にはロシアもいますよね。

北朝鮮はオバマ政権下時代に核兵器を保持してしまいました。またイランの核開発も問題になっており、核兵器の脅威は事実として広がっています。

今回のNPRはこんな感じです。

●核兵器の使用は核兵器以外の攻撃でも使用します。
●潜水艦に搭載できる小型の核ミサイルを開発に取り組みます。
●ピンポイントで攻撃を与えられる程爆発力のある小型核の導入

オバマ政権下とは明らかに違っていますね。
特に『開発』という文字がキーワードです。削減方向にはちょっと向かっているようには見えないですよね。

アメリカは核兵器の使用は極限状況に限るとしており、国防副長官のシャナハン氏も核兵器を使用したいわけではないと述べています。

今回はこのような事がニュースとなっているのですね。
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2018/02/05(月) | 宗教・戦争のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

イラク政府とクルド人が対立している理由をわかりやすく解説して下さい。



イラク政府とクルド人の対立がここ最近ニュースとして取り上げられています。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



まず、クルド人という民族はそもそもどういう民族なのでしょうか?

クルド人は第一次世界大戦が起きるまでは、オスマン帝国という国の中で住んでいました。
クルディスタントと呼ばれる先住民族です。

今現在はイラン、イラク、シリア、トルコ、アルメニアという国がありますが、昔はオスマン帝国という国があったのですね。

第一次世界大戦後、このオスマン帝国が滅んで今のようなイラクやトルコといった国々が独立して自分達の国を作り国境を引きます。
(実はこの話は詳しく話しますとイギリスやらフランスやらロシアやらアラブ人やらが出て来て、めちゃくちゃ複雑なので省略します。)

クルド人はというともともとオスマン帝国という一つの国の中にいたのですが、それぞれの国が独立して勝手に国境を引いたものですからバラバラに引き裂かれてしまうのです。



この時点でクルド人達は自分の国というものがなくなってしまいました。

クルド人はよく少数民族と言われます。

実はクルド人の人口は全体で3000万人ほどいると言われているのですが、イラクやシリア、トルコといった国単位で見ますと人口は少なく見えてしまい、それが少数民族と言われるゆえんです。

時代は進み、1980年に変わります。
1980年にイラクのサダム・フセイン大統領が就任して直ぐにイラン・イラク戦争が起こります。

この時、イラクに住んでいたクルド人はイラン側に付きます。そして戦争が終結した1988年イラン側についたクルド人はイラク軍によって弾圧され毒ガスなどによって多数殺されました。

またまた時代が進みます。
1991年、アメリカとイラクの湾岸戦争が勃発しました。

アメリカはクルド人に「クルドの独立を支援するからイラクを倒そうぜ!」とクルド人をイラク軍と戦わせます。しかしクルド人はイラク軍によって壊滅されてしまいます。クルド人に大量の難民が出ます。

2003年になりますと大量破壊兵器があるとの事でアメリカとイラクで今度はイラク戦争が起こります。これによりようやくイラクが倒れフセイン政権が倒されます。

イラクに住んでいたクルド人は今までイラクと戦って来たという事でイラクの一部の中に『クルド人自治区』というクルド人の住める場所が認められました。



ようやく安住の地をクルド人が手に入れられた・・というわけではありません。ここからイラク政府とクルド人が対立している話になります。

イラクはフセイン政権は倒れましたが、それに変わって新しく新イラク政府が出来上がりました。
クルド人はクルド人で『自治区』ではなくクルディスタントという独立国を作りたいのでした。

そんな折、新しい敵が現れます。
みなさんもご存知のISIS(イスラム国)です。

ISISは豊富な資金源と兵力で次々に勢力を広げていきイラクやクルド人自治区にも攻撃をし始めました。

このままではISISに占領されてしまう・・。
イラク政府とクルド人は戦います。

両者はアメリカからの支援を受けていましたが、イラク政府軍はなんとISISに負けて逃げてしまいます。イラク政府軍弱し・・・。

ですがクルド人は自分達の自治区を守るため、そして今後の独立の資金源となるキルクークの近郊にある大油田地帯を守るために戦います。

この大油田地帯はイラク全体の石油輸出量の半分を占めるという超重要な油田です。

クルド人自治区というのは、この油田によって凄く栄えており、大きなビル群がたくさんあります。
(第二のドバイとも呼ばれたりします。)

これらをISISに取られまいと戦い、そしてついにやっつけてしまうわけです。

さあ、クルド人はこの守った油田を実質管理するようになり、敵がいなくなった今こそクルド人の夢、クルディスタントという独立国を作るぞー!となったのです。

はい、イラク政府にとっては重要な油田が取られてしまいますし自分達の国の一部がクルド人のものとなってしまいます。

クルド人は独立したい!
イラク政府はクルド人の独立はさせない!

と、こういう対立をイラク政府とクルド人はしているわけです。

今回はこのようなことがニュースとなっているのですね。

(今回はこれでもかなり端折りましたが、本当はもっともっと複雑な話が絡んで来ます。一冊の本になってしまうくらいです。中東というのは複雑なんですw)
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2017/11/01(水) | 宗教・戦争のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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