アメリカの大手製薬会社のファイザーがアイルランドの大手製薬会社アラガンとM&Aすることになりました。
一体全体、このニュースは何を言ってるか解説したいと思います。
まずはM&Aという単語から行きましょう。
よく新聞、テレビなどで出てくる言葉ですが、「M」とはMerges・・・合併のことです。
そして「A」とはAcquisitions・・・「買収」のことです。
つまり、企業同士がくっついたり、ある会社が他の会社を買うということなのです。
M&Aはどんな方法でおこなわれるかといいますと、いろいろと方法があります。
たくさん方法ありますので今回は2つだけ解説しましょう。
M&Aの方法としまして「株式交換」という方法があります。
株式交換といいますのは、例えばAという会社がBという会社を買収するもしくは吸収合併するとします。
そうしましたらBと言う会社が持っている株式をAに取得させます。
株式を相手側に渡すことで、Bの会社はAの子会社とになります。
またM&Aの方法としまして「株式移転」という方法なんかもあります。
またまた例として、今度新しく設立されるSという会社があるとします。
そして従来からあるBという会社があるとします。
Bと言う会社は新しく設立されるSと言う会社に株式を取得させるのです。
これはなんか株式が単に移動しているだけに感じますが、企業の再編成の意味合いが強いです。
さて、今回アメリカの大手製薬会社のファイザーがアイルランドの大手製薬会社アラガンとM&Aしたと言うことですが、
今回は株式交換という方法で使い、合併いたしました。
ただ、今回の件は合併なのか買収なのかは少しわかりづらいです。
アメリカにあるファイザーは17兆7000億円でアラガンを買いました。
これは買収です。
ですが、本社はアラガンになります。
本社がアイルランドだとアラガンが主体のように感じます。
お金を出して買ったのに本社がアイルランドですと、なんか変な感じがしますが、そうすると合併という要素が強いですよね。
買収という文字を使うより、やはり合併の方がちょっといいイメージに感じますからね。
ですが、本社をアイルランドに置いたのはまた別の意味があるのです。
なぜならアメリカより、アイルランドに本社を置いたほうが税金が安くなるんです。
ですから、こいつは単に税金逃れなんじゃねぇ?という批判があるのです。
しかし、税金対策で海外に会社を置くのはしょうがないですよね。
高い税金払うなら、海外へ会社を作る方がお得ですから。
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ブログ管理人:大佐

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2015/11/24(火) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)