安部首相が軽減税率を財源4000億円指示というニュースがあります。
一体、このニュースは何を言ってるのか今日もわかりやすく説明していこうと思います。
まずは軽減税率という言葉から説明していきましょう。
最近頻繁によく聞く単語だと思います。漢字の見た目では税金が減るのかなという印象がありますが、その通りです。
ですが、もうちょっと踏み込んだ話にしましょうね。
現在の時点では2017年度4月から消費税が今の8%から10%へと上がる予定です。
消費税とはいつから導入されてきたか・・・?それは1989年です。
最初は3%から始まり、徐々に今の税率に変わってしまいました。
消費税は何かを買うたびに全の人に税金がかかりますから、政府側としては安定した収入になります。
ですが10%も何かを買うたびに税金がかかるんじゃ、さすがに僕のような低所得者では税の負担が大きすぎます。
そこで、考えたわけですね。
そうだ!毎日使うような生活必需品だけ安い税金をかけて負担を減らすことにしよう!
そんなわけでこの軽減税率の導入が検討されたわけです。
もちろん世界では軽減税率は導入されていますよ。
ではどんな感じで導入されているかも見てみましょう。
フランスではフォアグラ、トリュフに軽減税率が付けられています。(5.5%)
これは安い税金をわざとかけることによって国内のフォアグラ、トリュフ産業を守るために行われている措置です。
消費者のためというよりは、国内産業を守るための意味の方が強いですね。
アメリカなんかはどうでしょう。
アメリカは消費税が存在しません。ですがその代わりに「小売売上税」というものが存在します。
実はアメリカでは州によって税金の額が違うんですね。
ですから、あっちの州ではシャツの値段が高い、でもこっちの州ではシャツの値段が安いという現象があります。
アメリカという大きな目で国を見た場合、これも軽減税率の一つになりますね。
さて日本で検討されているこの軽減税率にかかわってくる対象商品は生鮮食品のみです。加工食品は含まれません。
しかし、このくくりは非常にあいまいです。
例えば生魚一匹は軽減税率対象商品となります。
ですが煮魚・焼き魚にしたら対象外となります。
これなら焼いたか焼かないかの違いでまあ簡単ですが、
例えば大きな魚を三分の1焼いて、三分の1半分刺身で置いて、三分の1を半身のまま置いたら税金はどうなるのでしょう。
もうわけが解らなくなりますねw
さて、軽減税率というのがあらかた解ったと思います。
その後の財源4000億円ってな~に~?っていうことですが、これは少し話が長くなりますのでまた別の機会にいたしましょう。
なんか軽減税率の話しましたら、長くなりすぎちゃいました。
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ブログ管理人:大佐

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2015/11/25(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)