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GDP(国内総生産)、実質GDP、名目GDPをわかりやすく



内閣府が発表したGDP改定値が7~9月期プラスというニュースがありますね。
一体なんの話をしているのか、本日も解説していきましょう。

まずはGDPについて話をしていきましょう。
GDPという名前くらいは知っているかと思います。そう、国内総生産の略称ですね。
そして、GDPの値が上がれば、経済的に豊かな国。
たぶん大体の方は、この変くらいまでは知っているかと思います。

では、もう少しだけ詳しく行きましょう。
国内の総生産と言うわけですから、必ず国内(日本)の中の話です。

では例えば、僕が100円の大福をコンビニで買ったとしましょう。
コンビには大福を作っている大福屋さんから90円で大福を買い取ります。
大福屋さんは、もち米、あずきを農家から20円で買い取ります。

計算しますと(100円ー90円)+(90ー20円)=90円になります。

この90円というお金がGDPなのです。
今は大福一個だけで、説明しましたが、これをいろいろな商品に当てはめて計算して、
国内だけで利益が出た総合計をGDPと呼んでいるわけです。

では、もし大福の海外支店があって、その利益が出た場合はどうなるでしょうか?

はい、こちらは日本人が買ってはいませんから(中には日本人が海外で買うかも知れませんがね)
GNP(国民総生産)という言葉になります。

以前はこのGNPを用いておりましたが、今はもっと正確に日本の景気を把握するためにGNPを使っているのです。
このGDPを計算している期間はだいたい1年とか1ヶ月とかのスパンで計算をしております。

さて、GDPは、ちょっと細かく言いますと2つに分けられます。
名目GDPと実質GDPです。
この違いも知っておくとさらに天才になれますから解説していきましょう。

例えばですよ。さっきの大福の例を用いますが、昨年は100万個大福を作って100円で売ったので1億円でした。
でも今年は120万個作って120円で売ったので1.44億円だったよというケースとなりました。

昨年と比べますと4400万円増加していますね。

生産した数と、販売した価格が違うけど、どのくらい昨年と比べて変化があったんだね?
ということを言いたいい場合に、「名目GDP」という言葉を使います。

もう一方の実質GDPと言う言葉ですが、
例としまして、もし100円で120万個の大福を売っていたとしたら、1億2千万の利益でしたよ~というように、
もしも○○だったらという様に、もしもシリーズなんですね。その言葉が「実質GDP」なわけです。

なんで、こんな2つがあるかっていいますと、物価だって変わってますよね?
消費税だっていまや8%とかで変わっています。
ですから単純な計算してたら変な計算結果になってしまいますよね?
そんなわけでこの2つがあるわけなんですね。

今回のニュースは7~9月期のGDPが上がりましたよ~といってるわけです。
(設備投資のGDPは0.6%、個人消費は0.4%など)

ちなみに、あんまり今回のGDP伸びてなくね?って思うかも知れませんが、
日本のように発展している国というのは、経済がなかなか簡単には伸びないわけですから、
景気の良し悪しをGDPで考えるとおかしな事になってしまいます。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2015/12/08(火) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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