東芝の不正会計問題で新日本監査法人に課徴金というニュースがあります。
一体、どういうニュースなのかわかりやすく解説していきたいと思います。
まず、東芝の不正会計問題を簡単に説明していきましょう。
東芝の話は大体わかるかと思います。
2008年4月から14年12月までの約7年間に、東芝がこれだけ利益がでましたよという金額の総額を1518億円と言っていました。
しかし、実際このような金額ではなく、嘘をついていましてこれが問題になりました。
東芝へはこういった嘘の報告で、罰金を支払わなければならなくなりました。
さて、今回出てきました新日本監査法人ですが、この法人も罰金と業務改善命令が下ることに検討することになりました。
東芝が罰を受けるのはわかりますが、この監査法人が罰を受けるのはなぜでしょう。
監査法人といいますのは、いうならば公認会計士の集まりみたいなものです。
会社(今回なら東芝)がこの法人(新日本監査法人)にお金を支払ってある業務をしてもらいます。
ある業務とは、例えば監査です。
会社が法令を守って仕事をしているか?ですとか、ちゃんと売り上げをしっかり提示しているか?などを監視するのです。
そして、しっかりこの会社は守っていますよ!ちゃんとしている会社ですよ!と保障をしてくれるのです。
ちなみに、そのほかには会社へコンサルティング業務なども行っています。
日本には大きなBIG4と呼ばれる監査法人というものがあります。
■有限責任監査法人トーマツ
■有限責任あずさ監査法人
■PwCあらた監査法人
■新日本有限責任者監査法人(今回の罰の対象となった監査法人)
このように大きな監査法人に会社が依頼して、自分の会社を証明してもらうのですね。
大きな組織ですから、しっかりとした保障があるのです。
まあ、鑑定書みたいなものと思ってもらえればと思います。
今回、このような大きな監査法人が罰を受けるのは初めてのことなのです。
監査法人もグルになって、意図的に不正の見逃しをしていたというわけではないようですが、
必要な注意を怠ったために不正を見抜けなかった、またそして何よりも、株主や社会の影響が大きすぎるために、
このように課徴金を支払うことに検討されたわけです。
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2015/12/11(金) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(2)