医師が出す湿布薬、1回70枚までに制限というよくわからないニュースがありますね。
一体なんの話をしているのか詳しくわかりやすく解説していきましょう。
突然ですが日本の医療費はだいたいいくらぐらいだと思いますか?
答えは約40兆円です。
それでは、僕らのような一般人が風邪をひいてお医者さんへ行きます。
当然最後にお会計をしてもらいますが、僕らの負担は何割くらいでしょうか?
答えは約3割です。
例えば3000円のお会計であれば、実際は税金で7000円をまかなっているわけです。
財源はもちろんみなさんの給料などですね。毎月とんでもない額を勝手に引かれております(笑)
しかし、沢山の保険料を毎月払っておりますが、もう全然お金が足りておりません。
そこで、企業からも税金を徴収し、国から補てんをして、今ようやくなんとか頑張っているという状態なのです。
もっと節税すればいいじゃないか!と確かに思うかもしれません。
しかしながら、高齢化も進んでいますから、医療費はさらに増え続けておりまして今は高額な医療費をまかないきれないでいるのです。
だがしかし、このままでは今に完全に破たんします(といいますかもう破たんしています。)
今に外国みたいに、医療を受けるまでに何日も前から予約しなければ見てもらえない・・・というひどい状況になってしまうかもしれません。
少しでも医療費を節約しなければなりません。
さっき、節税という言葉が出ましたが、政府もいろいろと考えているわけです。
皆さんは、医者へ行って風邪薬貰ってきましたら家で使うと思います。
しかし、みなさんは医者からもらった薬を全部使いきれていますか??
恐らく多くの方たちは、貰った薬が尽きる前に風邪が治ったりしまして、最後まで使い切れずに残ってしまっていると思います。
こういった薬を「残薬」といいます。
この残薬は高齢者だけでも年間475億円にもなるといわれています。
非常にもったいない話ですね。
こういった残薬を減らすことができれば、その分節約できますね。
今回出てきた湿布のニュースも同じことです。
もし、医者へ行きまして湿布を処方してもらった場合、こちらも患者は3割の値段で済むことができ、
7割はやはり税金で支払われます。
しかし、この湿布を使う前に治ってしまった場合、余った湿布はやはり無駄となってしまいますよね。
湿布も残薬と言うのかはわからないですが、残薬となるわけです。
そこで来年4月から1回あたりに処方する湿布は70枚までとする方向で検討したわけです。
(70枚ってそれでもすごい数な気はしますが)
このことで年間数十億円の医療費削減につながるとみられております。
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ブログ管理人:大佐

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2015/12/12(土) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)