2014年度の外国人の観光客の数は1300万人といわれております。
そのうち、中国人の数は約300万人程です。
おまけに円安の影響もあったりで、2015年にはさらに増えると予測されております。
この中でも特に中国人の買い物は凄いですよね。
ニュースなどでたまに中国人が買い物をしている様子が映し出されますが、彼らの買い物は他の外国人に比べまして、けた外れの買い物をしています。
炊飯器を5台も買ったり、薬を何箱も買ったりしていて、一体何でそんなに使うのか?と思ったりもしますが、これがいわゆる「爆買い」です。
中国人観光客が日本に落としているお金は年間2000億円程と言われておりまして、
そのうち半分は買い物代としてお金を落としてくれているようです。
これは他の外国人よりも、突出している金額なんです。
ちなみに大体の中国人の平均的な買い方のうちわけですが下のようになってます。
■カメラ・ビデオカメラ・時計・・・8.1万円
■電化製品5.2万円
■服・カバン4.9万円
さて、ここでやっと登場しますが、この買い物、実は4割近くが免税店で買われています。
免税店とはなにか?ですが、その名の通り税金が課せられないお店です。
空港によくありますよね。
空港の免税店は、出国手続き後にしばらく歩くと免税店があります。
また、到着先の空港で入国手続きを行う前にもあります。
そもそもなぜこんな所に免税店があるのでしょうか?
消費税と言いますのは、国内で消費をするから消費税なんですね。
ではこの領域はなにかと申しますと、「税法上はどこの国にも属しませんよ」という領域なんです。
出国手続きをしたあとに商品を買った場合、そのまま外国へ行きますから、当然外国に持ち込むのが普通ですよね。
つまり、外国で消費するという前提になりますから、消費税はかからないわけです。
また関税というものもかからないのです。
(関税といいますのは輸入品にかけられている税金です。日本の商品を安い外国製品から守るために、わざと税金をかけている税金です。)
先程申しました通り、どこの国へも属しませんということで、関税と消費税がかかってこないわけです。
すると、疑問です。
あれ?そういや日本の空港以外にも日本の街中にも免税店がある??と思う方もいらっしゃると思います。
はい、この疑問にお答えしましょう。
実はこの免税は空港にある免税店と、街中にある免税店では免税のしくみが少し違うのです。
街中にある免税店と言いますのは主に外国人のためにあります。
この免税店で外国人が品物を買いますと、購入したお店で旅券に「輸出免税物品購入記録表等」というものを貼ってくれます。
そして、これを空港の税関に見せて、購入したものが記録表と同じかどうか確認をされるのです。
これら購入した品物は、一定の範囲内の金額であれば免税となるのです。
さて、こういった免税の面からも日本の免税店が大人気です。
そこで2016年から東京の銀座では三越に免税店を解説したり、大きな銀座の商業施設に大型免税店を開設して、
外国人の顧客獲得競争が始まるということがニュースになっているわけです。
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ブログ管理人:大佐

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2015/12/16(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)