思いやり予算、130億円増しというニュースが出ていますね!
一体どういうニュースなのか詳しく解説していきましょう。
まずこの出てきた単語「思いやり予算」から解説していきましょう。
この予算は日本にいる米軍基地の経費の負担を日本人にも負担してもらうというお金です。
きっかけは、ベトナム戦争後1978年ごろまでさかのぼります。
アメリカはベトナム戦争後にドルの価値が急落し、財政危機となってしまいました。
お金がない・・・。そう思ったアメリカは、日本に駐留している米軍の基地に対して、経費の分担を日本に求めました。
基地を維持するにはたくさんの経費がかかりますからね。
そこで政府はアメリカの申し出にお金を払うことにしたのです。
しかしながら、日本人がアメリカの基地のお金を負担するなんてことは当然、国民から大反発をくらうことは必須です。
そこでその時代にいた人物の登場です。金丸信(かねまる しん)という、当時防衛庁の長官だった人物です。
この方がこういいました。
「思いやりの気持ちで行うべき」という言葉です。
この発言が後に「思いやり予算」という名前になりました。
おそらく当初は一回限りかアメリカが落ち着いたら、予算はやめると誰もが思ったことでしょう。
最初は日本人の従業員の経費だけに限られておりましたが、しかしながらそこから思わぬ方向へ進んで行き、
米軍施設の光熱費や家族住宅、娯楽施設といったものまで払うことになり、現在も払い続けております。
★思いやり予算の支出はこんな感じになっています(簡単に)★
1978年:62億円
1979年:280億円
1985年:807億円
1990年:1680億円
2000年:2567億円
2003年:2460億円
2009年:1928億円
2014年:1848億円
さて、今回のニュースに入りますが、この思いやり予算がさらに増えることになりました。
2011年~2015年度の支出より、2016年度~2020年までの期間で130億円増しです。
総額は9465億円です。
増えてしまった理由は、様々ありますが特に脅威となる「中国の海洋進出」による観点です。
アジア地域を戦略の中心点とするため、お金がかかるという理由なわけです。
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ブログ管理人:大佐

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2015/12/17(木) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(2)