ジンバブエのハイパーインフレの理由と歴史、人民元の使用



ジンバブエ、人民元を「通貨」にというニュースがやっておりますね。
一体何の話をしているのかをわかりやすい解説をしていきましょう。

ジンバブエ共和国という名前、みなさんも一度は聞いたことがあるかもしれません。
アフリカにある、かつてはアフリカのなかで一番暮らしやすいといわれていました。
首都はハラレという名前です

ここに10000000000億ドル(百億ジンバブエドル)があるとします。
日本円にするとこれはいくらになるでしょうか?


答えは、日本円にしても1円にもなりません。

トマトを一個買うとしたら1兆4000億ジンバブエドルです。
先ほどの百億ジンバブエドル紙幣が140枚必要な計算になります。
また買い物でシャツ1枚を買うとしましょう。もはや電卓で計算しても桁数が大きすぎて計算できず、紙幣も多すぎるためにジンバブエドルでは売ってくれません。

この国は、自国のお金の価値がほとんど無く、お金はゴミのような価値しかありません。
実際、現地ではゴミの中にお札が捨てられています。

お金の価値が低く、物の値段が高いことをインフレーションといいます。
ですが、このように、あまりにもお金の価値が無さ過ぎて、物の値段が高いことをハイパーインフレーションといいます。

どうしてこの国はこんなハイパーインフレな国になってしまったのでしょうか。

ジンバブエと言う国、かつては少数派の白人が政治の実権を握っておりました。
しかし、ここで紛争が起こってしまいます(ローデシア紛争)と言います。
そしてその後、黒人が政治を行うようになりました。

この黒人が政治を行うようになったと同時に大統領、ムガベ大統領が就任いたしました。

当初は黒人と白人の差別などを融和したすばらしい大統領と言われていましたが、しかしその後、この大統領による独裁政治が始まりました。
具体的に言いますとこんなことをムガベ大統領は行いました。

■白人の持っている土地資産を黒人へ全部渡しなさい。(強制です)
■外資系の企業に、あなた方の会社の株の半分を我々に渡しなさい(逆らったら逮捕)
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             ・
しかしこの独裁政治の中でやった中、特にこの国のハイパーインフレを引き起こした原因が二つあります。

ある時、ジンバブエに深刻な干ばつが襲い、おまけに外資系の企業もドンドン国から逃亡して行った為、農業技術も低下してしまって、
深刻な食糧危機に陥りました。

そこで、「物資が不足しているから、物を持っている人は、市場で絶対に売らなければいけません」という、よくわからない法律を作りました。

そしてもう一つが、「ほぼ全ての製品を半額で売らなければいけない法案」です。
物が不足しているのに、物を安く売らなければいけないという、もうわけのわからない法案です。
そうなってしまうと、物の需要と供給のバランスが著しく崩れてしまうのは当たり前です。

こういった法案を行ってしまったので、失業者がたくさん増えまして、たくさんの企業も倒産いたしました。

さあ、もうお手上げ!お金もない!
お金が無いからとりあえず紙幣を発効しよ!

こうしてハイパーインフレという国が出来上がったのです。

しかし、このジンバブエドル、あまりにも価値がなくなってしまったので、その代わりとして2009年から米ドルやアフリカのお金(ランド)を使用してきました。
そして今年2015年6月にジンバブエドルの使用が禁止されました。

今回のニュースでは、このジンバブエ共和国に使える通貨として、中国のお金(元)も使えるようにしますよ~と言っているわけです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2015/12/25(金) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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