インドのモディ首相パキスタンへというニュースがありますね。
一体何の話をしているのかをわかりやすい解説をしていきましょう。
世界には我々の知らない所で、たくさんの戦争が行われています。
たまたまテレビに出ないから我々は知らないだけなんです。
インドとお隣の国パキスタンでもかつて戦争が行われていました。
実にそれは4回も行われ、その為、現在でも対立が続いておりました。
一回目は1947年の時です。
第一次印パ戦争とよばれるものです。
こ戦争が起きる前に、両国はイギリスの植民地の支配下でした。
ですが、第二次世界大戦が終わり、イギリスもこの国を支配できるようなパワーを持っておらず、
両国は独立しました。
しかし、ここで問題が起こったのです。
カシミール地方という領土があったのですが、独立と同時にインドの領土としてしまったことに、
パキスタンが怒り、領有権の争いとして、戦争が起こってしまいました。
2回目に起こった戦争は1965年のことでした。
第二次印パ戦争といいます。
この時もカシミール地方の領土をがきっかけで戦争が起こりました。
3回目に起こった戦争は1971年の時です。
第三次印パ戦争といいます。
今回の戦争はちょっと違います。
ベンガル地方にムスリム(イスラム教教徒のことです)と呼ばれる人たちで構成されている東パキスタンというものがありました。
東もあればもちろん西パキスタンもあります。
この東パキスタンは西パキスタンに政治の実権を全て握られておりました。
また東パキスタンは多大なサイクロンの被害にも関わらず西パキスタンの政府は何もしてくれないことに怒りを感じていました。
そこで東パキスタンは西パキスタンから独立をしようとします。
しかしなかなか独立を阻止されたりしてうまくいきません。
そこで登場したのがインドです。
インドが東パキスタンを支援し、独立のために介入して戦争となったのです。
その後、西パキスタンは敗北し東パキスタンは独立を果たし「バングラデシュ」という国名になりました。
4回目に起こった戦争は1999年ごろのことでした。
カールギル紛争といいます。
こちらは宗教とかいろいろ絡んで複雑な話にもなってしまうのですが、
ちょっとシンプルに、行きましょう。
停戦ラインという線があるのですが、パキスタン軍
(西パキスタンのことですが、東パキスタンというものがもう存在しないので、区別する必要がないから単にパキスタンと呼ぶようになってます。)がこれを超えてしまいました。
こうしてパキスタンとインドは戦争となりました。
こんな風に、インドとパキスタンは非常に仲が悪かったわけですね。
ここで今回のニュースです。
今回、インドのモディ首相と言う方が12月25日に、パキスタンを急きょ訪れ、シャリフ首相と会いました。
先ほどの話からわかる通り、仲が悪い国でしたが、関係の改善に向けてパキスタンへ訪れたのです。
それがニュースとなっているのですね。
過去、いろいろありましたが、今後良い関係を築いてほしいものですね。
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ブログ管理人:大佐

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2015/12/27(日) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)