フィンランドでベーシックインカム導入は誤報というニュースが上がっていますね。
一体何の話をしているのかをわかりやすい解説をしていきましょう。
まずはベーシックインカムという言葉から勉強していきましょう。
僕らは働いてお金を稼いで、それで生活をしています。
しかし、もし誰にでも最低限度に生活できるお金を支給されましたら、生活にかなりの余裕がでるかと思います。
このように、資産をたくさん持っていようが、仕事をしていようが、全ての個人に対して、
最低限の生活に必要なお金を給付してくれるという社会政策というのがベーシックインカムです。
まるで夢のような収入な感じがしますし、なにもせずに収入があるというのも怖い気もします。
ちょっと不気味ですね。
ではこのベーシックインカムについてもう少しだけ掘り下げて、知ってみましょう。
ベーシックインカムは、まだまだ発展途上の段階のものであると言えます。
導入することは本当に正しいことなんだろうか?それともとんでもない政策なんじゃないか?
と論議されているからです。
ですからここで、良い悪いを書いてもしょうがないので、
この政策のメリット、デメリットをちょっと簡単に書き出してみましょう。
(ただし、突っ込みどころはたくさんありますよ(笑))
ベーシックインカムのメリット(簡単に)
■生活保護を本当に必要としている人でも最低限必要な収入を得ることができる。
本当に支給されなければならない人がもらえていない現状を改善できます。
■年金や生活保護、失業保険がいらなくなります
最低限度の生活ができますから、こういったものがそもそもいらなくなります。
■貧困による犯罪が減ります。
一応生活できますからね。犯罪をする必要がなくなります。
■精神的に楽
生活していけるだけのお金があることは気持ちに余裕が出ます。
■ブラックな企業もなくなります。
お金がないから会社を辞められない人も多いのではないでしょうか?
生活できるだけのお金があれば、もっとよい会社へ移ることだってできます。
ベーシックインカムのデメリット
■働かない人が増える
生活できるから、別に働かなくてもいいや~という人は絶対的に出てきます。
■移民が大量に来る
移民の人たちにもそもそもお金が支払われるにするのかどうかって事でもありますが、
支払った場合、大量に押し寄せることでしょう。
■働いていない人が病気や入院した場合、お金が尽きます。
これはベーシックインカムを導入しても導入しなくても一緒ですね・・・
■財源をどうするのか?
一番はこれですよね。お金は一体どこから出すのか?って話です。
資源大国でもあれば確保はしやすいのですが。
と、こんな感じにメリットやデメリットがあったりします。
世界ではこのベーシックインカムを導入している国は未だありません。
ですが、少し似たようなお国があります。
トルクメニスタンという国です。
この国の大統領はかなりの独裁政治で外国人も簡単に受け入れることをしないちょっと変わった国です。
しかしながら、この国では豊富な天然ガスや油田がある国でして、この天然資源を売ることによって、財源を得ています。
この財源を国民にかなり還元をしています。
電気・ガス・水道など料金は無償
病院や教育費も無償です。
おまけにガソリンも一定量は無償で、家も無償で貰えます。
これも一種のベーシックインカムの例ですね。
社会保障とちょっと混同してしまいますが、いうなれば国民の最低限の生活の保障があるわけです。
また、このベーシックインカムを導入しようと考えている国もありました。
スイスです。
この国では以前、ベーシックインカムを導入するかどうか、国民投票を行いました。
結局その後どうなったかはよくわかりません(報道されていないのです。)
その時は国民に一人、25万円くらいの支給をする案がありました。
25万円は日本人からしたら随分高額な金額だと思いますが、スイスは非常に物価の高い国ですから、
このような金額としたのです。
さて、今回のニュースでは「誤報」と書いてありますので、フィンランドではベーシックインカムを導入をしていません。
海外のニュースで「フィンランドがベーシックインカム導入を計画中」と報道したことを、
日本のニュースが「導入することを決定しました」と間違って翻訳してしまって、このニュースが拡散したことから大きな話題
となっていました。
なんかどうでもいいニュースですね。
そんなことよりベーシックインカム、皆さんは賛成でしょうか?それとも反対でしょうか?
▼大佐のブログが本になりました。

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ブログ管理人:大佐

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2015/12/28(月) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(2)