昨日のつづき、通常国会?臨時国会とはに加え、
もう一つ、特別国会についてわかりやすい解説をしていきましょう。
今回の話は特別国会です。
特別国会にはいろいろと補う部分があるので、通常国会と臨時国会とは別枠で解説をしていきたいと思います。
特別国会の最大の目的(テーマ)は総理大臣の指名と言ってもいいでしょう。
でもその前に、総理大臣を決める経緯というのがなんだかよくわからないですよね。
この特別国会が開かれる前には、衆議院の解散という大きなイベントがあります。
日本と言いますのは衆議院、参議院の二つがあります。(これを二院制といいます。)
例えば一つの法案について、一つの議員だけで話し合うのではなく、もう一つの議員でも慎重に話をして、
それが本当によいのがどうかチェックするためだからです。
衆議院と参議院はともに任期があります。
どのくらいの任期だったか覚えてますか?
はい、復習しましょう。
衆議院は、4年です。
一方参議院は、一つの法案などにじっくりと時間をかけて話し合うために6年です。
さて、この衆議院には参議院と違って、任期の短いということのほかに一つイベントがあります。
先ほど出ました「衆議院の解散」です。
みなさんは今の政治がうまく言ってると思いますか?
「はい、なかなかいいですよ!」という人もいるかと思いますし「いや、全然」と思う方もいるかも知れません。
そこで衆議院は聞きます。「今の衆議院のメンバーで本当に満足ですか?」
なんか、変なCMのキャッチフレーズみたいですが、(こうやってきくことを国民の信問う(こくみんのしんとう)といいます。)
もちろん実際に聞いてアンケートを取るわけじゃないですよ?
選挙でメンバーを選んでもらうわけです。
それで、前のメンバーと同じだったら、国民の答えは「はい、なかなかいいですよ」となるわけです。
政治家も新しいメンバーにしたら、よい法律もできるかもしれませんし、新しい発想だって生まれるかもしれませんよね?
ですから、衆議院は解散をしてメンバーを選挙で選び直すのです。(ちなみに参議院は解散はないですよ)
さあ、衆議院が解散しまして、40日以内に今度は新たに総選挙が行われ、新しいメンバー(同じメンバーかもしれないですけど。)が決まりました。
初めて国会が開かれて議員が召集されます。
ここで、特別国会が出てきます。
この特別国会は、衆議院総選挙後の30日以内に行われます。
そして、この特別国会で前の内閣総理大臣は総辞職して、新しい内閣総理大臣を指名するわけです。
この特別国会は基本的には短期で終了することが多いですが2回に限り延長することができます。
ちなみにこの特別国会が開かれる日といいますのは、国会の正面玄関が使われます。
正面玄関といいますのは、実は普段は使われていないのです。
衆議院や参議院が入室する際には、それぞれに設けられている玄関を使うのですよ。
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ブログ管理人:大佐

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2016/01/05(火) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)