シャープを救済する官民ファンド産業革新機構とは?理由もわかりやすく


産業革新機構がシャープの経営権取得。4日受け入れへというニュースがありますね。

まずはシャープです。
みなさんこの会社名はさすがにご存知かと思います。
家電や携帯電話、電子機器といった製品を扱っている大手の企業ですね。

かつては、とても業績が良く誰もが羨む企業でした。しかしながら2011年ごろからこの会社は経営不振に見舞われました。
原因は多々ありますが、やはり中でも液晶事業への行き過ぎた設備投資というのが問題とみられています。

液晶テレビに設備をかけたはイイですが、中国や韓国の安い液晶テレビの出現により、価格競争に敗れ、一気に転落したのです。
赤字の額は総額、約1兆円ほどくらいです。

このままでは倒産してしまう。
そこで銀行に総額2000億円の融資をお願いしましたが、代償に3000人のリストラを行わなければならなく、
おまけに我々にとっては大金ですが、2000億円程度では焼け石に水という状況だったのです。

そこで、今回の産業革新機構というものの登場です。
産業革新機構?なかなか聞かない名前ですね。

正しい名称としましては「株式会社産業革新機構」という名前ですので一応会社です。
もちろん株式だって発行しています。
ですがただの会社ではないんです。
官民ファンドと呼ばれる分類の会社なんです。

まず、ファンドといいますのは、日本語に直すと「資金」です。
いろいろな投資家からお金を集めまして大きな資金を作り、これを投資のプロに預けます。
投資のプロは株式とか不動産といったものに投資して、これによって得た利益を投資家に還元することを言います。
投資のプロはその得た利益のいくらかを貰います。

官民といいますのは、民間の会社(個人も含みます。)と政府のことを言っています。

つまり・・民間の会社と政府がお金を出し合って、ある企業に投資(見方によっては融資にも見えますが。)し、
その企業から配当金(企業に投資して、企業が出した利益の一部を株主に還元するもの)や収益を得るのです。

その主体となるのが「株式会社産業革新機構」です。

投資という言葉を使うとなんだかちょっと誤解を与えてしまうかもしれませんが、「融資」という言葉として表現することもできます。
産業革新機構から見ましたら投資という見方かもしれませんが、例えば、技術力がどんなにあってもお金が無くて困っている会社があったとしましょう。
そういった会社に投資してくれるということは、投資されている会社からしたら「融資」ということになります。

流れで言ったらこんな感じになりますね。
①産業革新機構に企業と政府が投資。
②お金が集まったので、産業革新機構はそのお金を、成長性のある企業に投資。
③投資した企業が成長し、配当金を投資してくれた企業、政府に配る。
④産業革新機構は配当金の一部を利益にする。

産業革新機構は、その他に企業に助言を行ったり、経営の参加もします。
ですから、今回シャープにも深く関わりました

この経営難のシャープを立て直すために、シャープの株式の過半数を買い取り、経営権をまず握ります。
そして業績不振の原因となっていた液晶事業を、切り離して、新たなシャープ株式会社を設立するという方針を打ち出したわけですね。
シャープはその方針に2月4日に受け入れると言っているわけです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/01/31(日) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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