中国の債務増加はシステミック・リスク、格付け圧迫する恐れ-S&Pというニュースがありますね。
今回はこのニュースと中国の債務をわかりやすく解説していきます。
なにかと昨今よく出てくる中国ですが、今回のニュースの主役は中国です。
特に経済の鈍化で騒がれていますね。
まず債務とは何か?ですが、
例えばお金を貸し借りしたとして、お金を借りた側がお金を返さなきゃいけない義務の事です。
要するに借金を背負っている側のことですね。
中国は、ここ最近この債務(返さなきゃいけないお金)というものに世界中から注目されています。
中国の債務は大まかに言いまして、
・国債(国が国民から借りているお金です。)
・外国債券(外国から借りているお金です。)
・地方債(地方公共団体が借りているお金です。)
の三つがあります。
一体どのくらいの債務があるのか?ということですが。
これはあくまで現在の予想ですがその額は2000兆円以上と言われています。
が・・・しかし。
実は、はっきりいって「よくわからない」のです。
みなさんもご存知の通り、中国と言う国はよくわからない国の中の一つです。
国家ぐるみで、隠蔽するなんてことも結構ありますし、株価が下落したら取引できないように制限させることも可能な国です。
やはり資本主義になりつつありますが、社会主義国なのです。
地方債なんて本当にいくらあるのかわかりません。
わからないものですからますます中国の債務について注目されるのですね。
こういった債務を抱えているはずですから、いざ借金を返せなくなってしまった場合にどうなってしまうでしょうか?
それが今回出てきたニュースのキーワード「システミック・リスク」です。
「システミック・リスク」といいますのは借金が返せなくて、ある銀行が潰れてしまい、その波及で他の金融機関も潰れて市場も大ダメージを被ることをいいます。
中国がこの「システミック・リスク」を抱えているんじゃ・・・!?と多くの投資家が想像しているわけですね。
もちろん中国は、「いやいや、お金持ってるし。全然借金とか普通に返せるし。」と強気です。
こんな風に中国の経済の鈍化やシステミック・リスクなど、中国を分析している会社があります。
S&P(スタンダード&プアーズ)と言うアメリカにある会社です。
この会社は、いろんな国を分析したり、株などの金融商品などを分析して格付けをしている会社です。
とても良い金融商品だったらAAA(トリプルA)なんて感じに評価して、「この金融商品は今のところ安全ですよ」と言う感じで評価したりしてくれてます。
信用力もとても高いので投資家が参考にしたりします。
このS&Pが中国の評価を先ほどのような事も考慮して格付けを下げるんじゃないか?と言われているわけです。
現に中国に依存している韓国なんかはすでに格付けを下げて評価しています。
このようなことが今回のニュースで言っていることなんですね。
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ブログ管理人:大佐

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2016/02/18(木) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)