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走行中の国産ディーゼル車で排気ガスの調査をするとあったのですが、わかりやすく教えて下さい

国産ディーゼル車、排気ガス基準超えというニュースがありますね。

日本では、自動車の排気ガスの排出に対して明確な基準値があります。
日本の自動車排気ガスの規制は世界一と言われるくらい厳しい規制レベルを設けています。

例えばこんな風に車種別にそれぞれの項目に分けて、またそれぞれに規制を設けています。
・ガソリン・LPG乗用車・軽量車
・ガソリン・LPG重量車
・ディーゼル中量車
・ディーゼル軽量車
・自動二輪車・軽二輪車
 など

その中でも今回はディーゼル車の排気ガスに関して国が調査を始めました。
なぜ急にディーゼル車の排気ガスの調査をしたかと言いますと、きっかけはフォルクスワーゲンという自動車会社の事件でした。

フォルクスワーゲンはドイツの車です。
ドイツも環境問題には非常に厳しく、自動車にも排気ガスの規制が非常に厳しく設けてありましたが、この自動車会社が国が定める基準値に対して、
その基準値の範囲内に排気ガスがとどまるように不正に細工をしていたことでした。

フォルクスワーゲンといった自動車会社をはじめ、ヨーロッパにある自動車はディーゼル車に非常に力を入れて生産しています。
そのため、こういったディーゼル車が排気ガスの不正をしていた!ということで、日本もディーゼル車の排気ガスの調査をすることになったのです。

しかしこの調査、そして今後もし規制が厳しくなるとしてもあまり意味が無いと言われています。
なぜなら、欧州ではディーゼル車の普及は40%とかなり普及している事に対し、日本ではたった0.1%しかディーゼル車が普及していないからです。
日本はほとんどがガソリン車なのです。ですからガソリン車を調査し、規制した方が環境にははるかに大きいのです。

とはいえ、今回はディーゼル車の調査を行う!と言うことで行われたものは仕方ありません。

ディーゼル車とガソリン車の排気には、ちょっと異なる点があります。

ガソリン車はディーゼル車に比べ、CO2(二酸化炭素)の排出が多いです。およそ3倍くらいあります。
その代わり、NOxと呼ばれる「窒素酸化物」とPMと呼ばれる「微粒子状物質」が少ないです。
ディーゼル車はこの反対です。
つまり、二酸化炭素を減らしたければ、ディーゼル車、NOx、PMを減らしたければガソリン車となるのです。

さて、このディーゼル車の調査した結果ですが、今回は「走行中のディーゼル車」の排気ガスを初めて調査しました。
日本では停止したまま、屋内で台座に車を固定して自動車の排気ガスを計り、それが規定値を超えていなければOKという判断を下しています。(変な話ですが)

しかし、走行中のディーゼル車を調査した所、その中でトヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車のディーゼル車に、屋内で自動車の排気ガスを図る時よりも、
2~10倍くらい上回る、NOxが検出されたということが今回のニュースです。

今後、このディーゼル車に規制がかかる可能性があります。
みなさんは「ディーゼル車」というものに関してどう思うでしょうか?
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/03/05(土) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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