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実質賃金や名目賃金が上がるというニュースがありましたが、わかりやすく教えて下さい

実質賃金三か月ぶりプラスというニュースがありますね。

ここ最近、就職が売り手市場になったという話や賃金が上がったという明るいニュースがほんの少しですが出ています。
これはとてもうれしい話ですね。

そんな中、ニュースなどで「実質賃金」が上がったなんていう事を耳にします。
実質賃金・・・?ああ、それって給与の事か。と、思う方もいらっしゃるかと思いますが・・・残念ながら違います。

まず、実質賃金の前に「名目賃金」という言葉を最初に知っておいて説明しないとよくわからなくなります。
「名目賃金」はみなさんが実際に受け取ったお給料の事を「名目賃金」と言います。

お給料=名目賃金 です。

つまり、「今月受け取った名目賃金は25万円だった~」は
「今月受け取った給与は25万円だった~」と置き換えられます。

そんじゃあ「実質賃金」と言いうものは何か?ということですが、
名目賃金は下に書いたような方法で、計算されます。

名目賃金÷消費者物価指数

消費者物価指数と言いますのは、物価が上昇しているのか?それとも下落しているのか?がわかるようにしたものです。

ある時点で購入した商品やサービスなんかの価格が違う年代ではどのくらい価格が変動しているか表しています。
例えば2000年の時に買った商品がその時に1000円、2005年の時は1050円、今度は2016年に買ったら1200円だった場合、平均値は1083円ですね。
こんな風にして平均値を出しているわけです。ちなみにこの消費者物価指数は、毎月総務省で計算されています。

実質賃金の話に戻ります。

とにかく、実質賃金は給料と物価との関係で計算されるわけです。
給料が2割上がっても、物価が2割上がれば、実質賃金は変わらないって事です。
まあ当たり前のことですね・・・

実質賃金と言うのは消費税も当然含まれています。
ですから、消費税が上がる年と言うのは、実質賃金の数値が下がります。恐らく来年は消費税を10%にする予定の様ですので、実質賃金は下がるだろうと予想されます。
ただそれに伴って賃金が大幅に上がった場合は分かりませんが、そう簡単に賃金が上がることは考えにくいですね。

今回のニュースではこの実質賃金が前年度に比べまして、0.4%増えました。
名目賃金も0.4%増えましたということがニュースとなっているわけです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/03/06(日) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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