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GPIFが年金の運用情報を開示した理由をわかりやすく教えて下さい

政府、年金運用情報を開示というニュースがありますね。

年金の問題点は言わずともみなさんなんとなくわかるかと思います。
例えば・・・

・管理がずさんで誰がどのくらい年金を払っていたかわからなくなってしまっている人がいる
・少子高齢化で年金は将来、破たんするのでは?

とまあこんな感じに問題は尽きないのですが、最大の気になる点は「結局、年金は支払われるんですか?」ということでしょう。
そして政府は大丈夫!とは言ってますが、専門家など様々な憶測が飛び交い、誰もがこの年金に不信感を抱いているかと思います。

当ブログはニュースの事実のみをお伝えするので、年金が将来もらえるのかどうかということで議論はいたしません。
そこで、まずはこの年金というものがどのように運用していっているのか?ということから話を始めて、今回のニュースを解説していきたいと思います。

年金はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と呼ばれる、厚生労働省(みなさんの生活を保障したり、働く場所や環境を整えたり、社会福祉とかを考える所)の所管である法人団体が、積立や運用を行っています。

年金には主に3つの種類があります。「国民年金」、「厚生年金」、「共済年金」です。
「国民年金」と言いますのは、簡単に言いますと農家とか自営業、あとフリーターなんかが加入する年金のことです。
「厚生年金」と言いますのは主にサラリーマンが加入している年金です。
「共済年金」と言いますのは国家公務員とか地方公務員が加入している年金です。

これらをまとめて、「公的年金」と呼ばれるのですが、GPIFはこの年金を運用・積立しているのです。

この年金に運用されるお金はとてつもなく莫大な資金です。
GPIFが何かの株に投資するとその莫大な資金力の力で株の価格が一気に上がったりします。

一体どのくらいの金額が運用されているかと言いますと、平成13年度から26年度の間で50兆円を超えます。
とてつもない金額ですね。

では運用と言われますと一体どんなことに投資をしたりしているのでしょうか?
これが今回のニュースにつながってきます。

実はGPIFのホームページがあるのですが、そこで運用している内訳が書いてあります。
平成27年度は国内の債券に37.76%、国内の株式に23.35%、外国株式に22.82%といった具合です。
全部を合計すると100%になります。

しかし、最初に少し述べましたが、皆さん誰もが年金に関しては不信感を持っているかと思います。
この内訳にはどういった会社の株を何株買ったとかそういったことは一切記載されていません。
大まかに内訳が書いてあるだけです。

これではますます皆さんが不信感を抱いてしまいますよね?
そういったことで、この購入した株などの銘柄も公開しようということがニュースとなっているわけですね。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/03/10(木) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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