有効求人倍率上昇というニュースの中でリファーラルリクルーティングという単語が取り上げられていました。
まずは有効求人倍率という単語から行きましょう。
良く聞くこの言葉は経済を指標するための一つとして使われています。
景気がいい時や悪い時によく出てきます。
これと言いますのは一体なんなのかということですが、まず求め方を知りましょう。
有効求人倍率=求人数(お仕事の数)÷仕事を求めてる人
です。
例えばお仕事が100個あるとしましょう。そこに仕事を求めてる人が300人いたとしましたら、「約0.3」となります。
ではお仕事が300個あったとして、そこに仕事を求めている人が100人だとしたら、「3」となります。
つまり有効求人倍率が「高ければ高いほどよい」ということになります。
そういったことが解るので、経済の指標を表す一つの方法となっているわけです。
ですが・・、ここでこの指標を鵜のみにするのはちょっと間違いです。
じつはこの数字、ハローワークだけで算出している結果なのです。
みなさん、もし仕事を探す時は必ずハローワークに行くでしょうか?
このネットが発達した時代にわざわざハローワークまで足を運ぶ人はなかなかいないかと思います。
ほとんどがネットを使ってリクナビとかそういった求人情報からエントリーしているのではないでしょうか?
インターネットから求人を探している人などはわかりませんので、この有効求人倍率の数字は本当の数字も不明で、実際はかなり違う可能性があります。
ですので、今後はこの有効求人倍率の計算方法も変えなければいけないものであるのです。
さて、転職など新しく職を探す場合、先程リクナビなんていう求人情報の名前があがりましたが、求人情報を使って、
エントリーシートなんかを書くのは非常に手間がかかります。
おまけに運よく転職できたとしても、全然自分が求めていた職とは違う・・・反対に企業側も求めていた人材と違う・・・
ということがしばしばあります。
求人広告を出すには企業側もたいそうお金がかかりますし、面接だってかなり大変です。
こんな状況を打破するために考えられたものが「リファーラルリクルーティング」というものです。
リファーラルと言いますのは「委託する」とか「推薦する」とかそう言った意味です。
つまり誰かに推薦してもらって就職するということですね。
推薦して就職するって言うと、例えば大学の名のある教授に推薦状を書いて、企業に推薦するような縁故採用が思い浮かぶかもしれませんが、
このリファーラルリクルーティングはちょっと違います。
この推薦するのはその求人を募集している会社とおつきあいのある会社とか、人材を紹介する専門の会社と言った社内外の人です。
そして、リファーラルリクルーティングの場合は、その紹介する人に対して絶対的な「質」を求められます。
もちろんその見返りに、紹介者はお金をいただきます。(求人広告をするよりは安く、確実な人材が得られる)
ですので、紹介する人も適当な人材を紹介するわけにはいかないですし、その会社に人材が適切かどうか見極めるといった力が必要となります。
このリファーラルリクルーティングは日本ではまだまだ全然発展段階ですが、こういった新しい就職方法もあるんですね。
なんか新卒が入ってくるような時に転職の話でしたからちょっと季節に合ってないニュースですねw
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ブログ管理人:大佐

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2016/03/22(火) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(3)