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労働組合とは何ですか?ワタミが労働組合を作った理由をわかりやすく教えてください

ワタミ初の労働組合発足というニュースがありますね。

まずは労働組合というものは一体何か?ということからはじめて行きましょう。

労働組合はかなり昔に遡ります。
産業革命時代です。
産業革命時にたくさんの移民労働者が働きました。そこで労働者の権利や主張を守るために発足されたのが起源だといわれています。
それが徐々に発展し、労働組合という団体ができるようになったのです。

昔の日本(1960~70年頃)ではよくストライキがありました。バスがストライキによって止まるなんてことはザラでした。
と、いいますのは1955年に「春闘」という方式が組み込まれたからです。

この「春闘」というのは風物詩みたいなものなのですが、春になると労働組合が団結して、休みや賃金を上げるように抗議するというものでした。
今ではあまりストライキと言うものが見受けられませんが、もちろん現代の日本でもストライキや抗議することはできます。

何故このような抗議ができるのか?といいますと日本の法律で認められているからなんですね。

日本には「労働三権」というものがあります。
・団結権
・団体交渉権
・団体行動権
です。

団結権とは、労働者が、社長と言った雇う側と対等な立場でお話をするための権利です。
団体交渉権というのは、労働者と雇う側とが労働条件などを交和すことのできる権利です。
団体行動権といいますのは、労働環境が悪かったりした場合、抗議することができる権利です。

このような「労働三権」というベースの基に、次のような基本的な法律があります。
それが「労働三法」というものです。

「労働三法」といいますのは次の三つになります。
・労働基準法
・労働組合法
・労働関係調整法

労働基準法といいますのは、働く時間や休日、お給料の支払いを定めた法律です。
労働組合法といいますのは、まさに出てきた組合を作っても良いという法律です。
労働関係調整法といいますのは、もし労働者と雇う側が争った場合、外部の人を入れて話し合うことができる法律です。

このような法律があるからこそ、私達のような雇用されている人達は労働組合を作り、
賃金や労働条件について抗議をすることができるわけですね。

では、今回のニュースです。
ブラック企業として今ではすっかり烙印をおされてしまったワタミグループですが、今回初めて労働組合が作られました。
いろいろと賃金や休日に対しての問題もありましたが、約2千人の正社員と、アルバイトがこの組合に加入したことですので、いろいろと改善されていきそうですね。
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大佐
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2016/06/17(金) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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