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20年国債の利回りがマイナスというニュースがあったのですが、わかりやすく教えてください。

20年国債初の利回りマイナスというニュースがありますね。

まずは「国債」について解説をしていきましょう。
このブログでは何度か説明いたしましたが、復習もかねましょうね!

「国債」といいますのは正しくは「国庫債券」と言います。
例えばですが日本で高速道路などを作る公共事業を行うとします。
今現在たくさんの税金を私達から徴収していますが、税金はいろんなことに使われておりまして、高速道路を作るだけのお金がないとします。
そのために、日本の政府が「国債」というものを発行するのです。

そして発行された国債を、私達のような一般市民や投資家といった人達が購入するわけです。
政府は購入して貰った時のお金で、高速道路などを作るわけですね。

国債はいわゆる借金みたいなものです。
必ず期限が決まっていまして政府は期限が終わると国債を購入した人にお金を返さなければいけません。
おまけに利子もつけて返さなければいけません。

この日本政府が発行している国債というものは他の株やFXといった金融投資よりも安全性が高いです。
何故かと言いますと、国が利子、元本を保証しているからです。日本という国がが潰れない限りは必ずお金が返ってくるので人気があるのです。

さて、この国債ですがいろんな種類があります。
5年国債、10年国債、20年国債・・・世界では50年国債なんてのもあります。
その名前の通り、5年国債でしたら5年後、10年国債なら10年後に利子がついたお金が返ってくるのですね。

その中でも20年国債といいますのは一番発行されているのです。20年と言う年月は丁度いいので、たくさんの人が買うようにたくさん発行しているのです。
ではこの利回りがマイナスになったというのはどういうことなのでしょうか?

国債というのは元本割れのリスクも少ないので、現金と同じくらいの価値があります。
ですから非常に人気があるのですが、人気が上がればあがるほどこの国債を購入する時の金額が高くなっていきます。
そして、金額が高くなればなるほど、残念ながら利回りの金額が減ってしまうのですね。

今回はこの20年国債を購入する人がものすごく増えて人気が高まったのです。
と、いいますのはイギリスのEU離脱問題が絡んでいるのです。

イギリスがEUを離脱することで、世界の株価が下がったりしたことで株といった金融投資から、この安全な日本の20年国債を多くの投資家が購入したわけです。
あまりにもたくさん購入されたので、利回りが下がってしまい、一時的なのですが利回りがマイナスとなってしまったのですね。

利回りのマイナスは「0.005%」でした。
つまり、20年国債を購入していた人は利回りで損してしまったというわけですね。

今回はこのようなことがニュースとなっているのです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/07/07(木) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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