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直木賞と芥川賞の違いをわかりやすく

第155回芥川賞、直木賞を受賞というニュースがありますね。

芥川賞と直木賞二つは優れた本を書いた人に贈られる賞ですが、芥川賞と直木賞は同時に発表されますよね?
何故でしょうか?

それは両方とも昭和10年に制定された賞だからなんですね。
では両者の賞はどのように違うのでしょうか?


芥川賞と直木賞の正式名称はそれぞれ「芥川龍之介賞」、「直木三十五賞」と言います。
芥川賞は「芥川龍之介 (あくたがわ りゅうのすけ)」の名前から取っています。一方、直木賞は「直木三十五 (なおき さんじゅうご)」という名前からとっています。
芥川龍之介は『羅生門』、『鼻』といったものが代表作ですが、「短編集」が多く、直木三十五は『南国太平記』といった「長編作」な作品が有名です。

この短編、長編のが芥川賞と直木賞の違いの一つなんですね。
芥川賞は短編~中篇くらいの比較的短い作品の中から選ばれます、直木賞と言いますのは中篇~長編の中で選ばれております。

ところで直木三十五と言う人物ですが、あまり小説を呼んだことや、どんな小説だったかあまりわからない人がいるかもしれませんね。
もちろん優れた文豪ですが、私も未だに読んだことはありません。
実はコレもちょっとした芥川賞と直木賞の違いに関係があるのですね。

芥川賞といいますのは「新人」に与えられる文学賞なんですね。
直木賞より芥川賞の方がちょっと知名度が高いのはこういうわけなんですね。
そして芥川賞には作品を書いた人物というものが重要視されます。

一方直木賞は無名の人や新人もいるのですが、どちらかと言いますと中堅作家の人に贈られます。
中堅作家ですからすでにデビューを果たしており、いろいろな本を出しています。
その中から選ばれるので、人物よりは「作品」の方が重要視されます。

また純文学と大衆小説の違いもあります。
芥川賞は純文学の中から選ばれます。
純文学といいますのは作者が「芸術性」を重要視して作った作品のことを言います。(まあ正直わかりにくいですが)

そして直木賞に選ばれるのは大衆小説です。
こちらは純文学と反対で「娯楽性」を追求した作った作品のことを言います。
ミステリー小説やらとか時代ものの小説なんかはこちらの方になります。

今回受賞したのは二人です。
芥川賞では村田沙耶香さん、直木賞では荻原浩さんの作品が受賞しました。

村田沙耶香さんは「コンビニ人間(コンビニで働いている)」という小説ですね。
荻原浩さんは「海の見える理髪店」という小説です。

今回はこのようなことがニュースとなっているのですね。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/07/20(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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