この大学はアメリカのワシントンD.C.の近くにある、ジョージタウンと言う町の中にある大学です。

日本にある東大よりもレベルの高い大学です。
多くの政治家や外交官を輩出してきまして、大統領選で話題になっている、ヒラリー・クリントン氏の夫、ビル・クリントン元大統領もここの大学出身です。
1789年にこの大学はカトリック教とイエズス会の大司教(その宗教の中で偉い人)によって創立されました。
イエズス会と言いますのは、カトリック教とキリスト教の「男子修道会」のことです。
この大学は過去にメリーランド州と言う場所にあるの農園で黒人の奴隷を働かせて、農産物による利益を大学の資金として補填(ほてん)していました。
しかし、1838年に大学の資金難の為、黒人奴隷272人をルイジアナ州の農園に売り払ったことがわかりました。
なぜ判明したのか?
といいますと、この大学外で有識者(専門家といった、知識の広い人達のことです。)を集めて、この大学の歴史を研究したのです。
そんな折、このような歴史が出てきたのです。
黒人奴隷の身元272人は全て判明しており、売った金額もわかりました。
その金額は現在の価値で約3億4000万円といわれています。
当時、大学で黒人の奴隷を所有しているというのは、実はかなりあったようです。(明るみには出てはいませんが)
現在のハーバード大学、コロンビア大学なんてのも奴隷がいたようです。
時代的にもまだまだ黒人差別なんてのは当たり前ですし、奴隷というものが濃厚な時代でもあったわけです。
ここの学長が、このような背景を知り、謝罪を先日行ったのですね。
そして、この判明している272人の黒人奴隷の子孫だった方に、無償で大学を入学させるよう優遇をいたしました。
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ブログ管理人:大佐

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2016/09/05(月) | 宗教・戦争のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)