化血研の事業を譲渡しないで存続させるとはどういう理由なのかわかりやすく教えて下さい

「化血研」とは正しくは「一般財団法人化学及血清療法研究所」と言います。
まず簡単に過去のニュースを復習しましょう。

血液製剤


この化血研は何をしている所かと申しますと、みなさんがインフルエンザや日本脳炎などの病気にならないようにワクチンを作っています。
また「血液製剤(けつえきせいざい)」と呼ばれる、人の血からできるお薬を作っています。

血液製剤といいましても、細かくするといろいろな血液製剤があります。

例えば血液成分製剤というものがあります。
遠心分離器という器械にかけまして、赤血球や血小板というものに成分を分けて、そこから赤血球からは「赤血球製剤」、血小板なら「血小板製剤」と言った具合に成分を分けて、
患者さんが必要としている成分を投与したりします。

アルブミン製剤なんていうものもあります。
アルブミンといいますのは血液中の水分を保ち、血流を調節する役割をしています。
こちらは肝臓病、腎臓病などの治療に使われます。

さて、この化血研ではこの血液製剤のことで不祥事を過去に起こしました。

それは厚生労働省という所に内部告発の手紙が舞い込んだことに始まります。
40年もの間、国が承認した製造方法と異なる方法で、この血液製剤を作っていたことです。

今回は血液製剤の中でも「血漿分画製剤(けっしょうぶんかくせいざい)」と呼ばれるものの製造方法を偽っていたのです。

血漿(けっしょう)と呼ばれる中にはいろいろな成分(ブドウ糖とか)があるのですが、
その中でもたんぱく質は100種類ぐらいありまして、そのたんぱくしつ物理的に分けて作り出したものが「「血漿分画製剤」というものなのです。

これらは悪質なことに、組織ぐるみで隠蔽(いんぺい)をしていたのです。
それが2015年5月にわかったのです。

化血研ではこのような大きな不祥事を起こしたので、化血研のワクチン製造と血液製剤の事業を別の会社に譲渡する交渉をしていました。
アステラス製薬という会社です。

しかしなかなかこれは難航しているようです。
不祥事を起こした化血研が、事実上は存続いたしますし、化血研にいた理事長を退任させて、新体制で行くとはいうものの、
化血研で働いていた人達などもいるわけであり、なかなか新体制なんてのはうまく行かないはずなのです。

そもそも40年間も隠蔽するような所が、簡単に新体制なんてことは難しいものです。
おまけに世間の批判もあったりします。

そのような理由で、譲渡は難しいというわけで、そのまま存続を目指す方針を厚生労働省に伝えたのです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2016/09/07(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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