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台風が発生するメカニズムをわかりやすく教えてください。

今回は台風についてです。
台風が近づいていますが、九月は台風が多く発生いたしますよね。

台風


台風は「hPa」(ヘクトパスカル)と表します。例えば「950hPa」なんて感じです。
これは圧力を表す単位で、数字が低ければ低いほど台風は強いものとなります。

一昔前、(といっても昭和ですが。)台風はミリバールという単位が使われていました。
圧力の単位はバール「mbar」と言い、1バールは1気圧に値がほとんど近いためにこの値を使われていたのですが、国際基準の単位に合わせるためヘクトパスカルが使われたのです。

「Pa(パスカル)」といいますのは1平方メートルあたりにかかっている圧力です。
「h(ヘクト)」はK(キロ)とかM(メガ)とかと同じです。「h」は100倍です。
1mbar=1hPaです。

ではこの台風といいますのはどのようにして発生するのでしょうか?

台風の発生する場所は、暖かい熱帯の海域です。特にこういった場所を「熱帯収束帯」なんて呼ばれています。
だいたい北緯5度から20度くらいの海上ですが、わかりやすく言えば赤道よりちょっと上ぐらいですね。

このあたりの海といいますのは海水の温度も高いので、その海水が蒸発するために雲が多く発生します。
この時に、ぐるぐると周りの空気と一緒に渦を巻くように海水が蒸発するのです。

海水が蒸発をしますと、この海域の下層では大気が不安定になります。
しかし、ちょっと下層が不安定でも問題はありません。

が・・・ここに太平洋高気圧から吹き出す「北東貿易風」と「南東貿易風」という風が影響して、すさまじい蒸発と渦を巻くことによって上昇気流が生まれます。
これが何回か繰り返されますと大きな台風となるのですね。

さて、今年は台風が発生しやすいですね。
何故こんなにたくさんの台風が発生しているのでしょうか?

一概には言えませんが「ラニーニャ現象」が関係してると言うのが大きな要因の一つです。
ラニーニャ現象につきましては、先日ご紹介しましたのでこちらをどうぞ。

多くの暖かい海水が集まってくると、海水が蒸発し、上昇気流が起こり台風が発生してしまうのです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2016/09/19(月) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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