韓国は日本から三時間ほどでいける国ですよね。
この国では「接待」の文化と言えるくらいに、ビジネスでは非常に接待が重要視されている国です。

日本でも仕事だけではなく、個人的な信頼関係を築くために一緒に居酒屋へ行ったり、接待を行ったりしますね。
ですが、日本では接待費や裏で契約したりする行為に対して昔より厳しくなりました。(お金もかかりますから節約のためもあります。)
一方韓国では、接待という行為はお互いの仲を深める行為としてかなり重要なようです。
(この国ではそういう文化ですので、それが悪いとか良いとか言う話しではありませんよ)
韓国では、頻繁にどちらがお金を出すか?ということで揉めたりするシーンも見られたりします。
ですが基本的には、年長者や、先輩といった方がお金を出したりするようです。
上座や下座もありますし、お酒や料理と言いますのは目上の人が飲み始める、もしくは食べ始めるまで食べてはいけません。
グラスに入っているのに継ぎ足す好意もNGです。(グラスが空になってから継ぎ足します。)
そんな風に接待文化というのがあるのですが、
しかし、接待というのは最終的に「契約を取ったり、取引を優位に持っていく」というのが目的です。
この接待からくる問題がかなり以前からありました。
「汚職問題です」
韓国の汚職はかなり深いものだと聞きます。(ただ、どこの国でもありますけどねw)
例えば2012年の国政選挙では大規模な汚職が発覚しまして30人もの現職議員が起訴される事件があったりしました。
要は権力のある人に言って、不正に選挙に当選させていました。
この裏ではもちろん大きなお金が動いていたというのは言うまでもありません。
韓国では賄賂という言葉はあまり悪いものとしては捉えてはいないようです。
下の人が上の人に物を送ったりする行為は「相手を敬っていますよ」と考え、また上の人は下の人から物を貰う行為と言うのは「尊敬されている」と捉えているようです。
ですから一説では賄賂がなくなったら生活が立ち行かないなんて話もあります。
しかし、これではいくら経っても汚職はなくなりませんよね?
そんな汚職を防ぐために今月(9月)28日におそらく決定されるであろうという法律があります。
「不正請託、金品授受禁止法」という法律です。
簡単に言いますと、一定額以上の金品や接待の提供を禁止するというものです。
食事で言えば3万ウォン(日本円で3000円)、贈答品は5万ウォン(日本円で5000円)
慶弔費(けいちょうひ(冠婚葬祭といった祝い事などで送る時の費用)10万ウォン(日本円で10000円)
・・・といった感じですね。
もちろんコレを破れば処罰されるわけですが、慶弔費で10000円では全然足りないなどと話が出ています。
今回は韓国での接待についてでした。
▼大佐のブログが本になりました。

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ブログ管理人:大佐

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2016/09/26(月) | 国際事情のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)