2016年に4月から新宿にあるバスタ新宿が開始されましたが、それから実は渋滞が悪化しているということがニュースとなっています。では何故悪化をしているのか、ゆっくりと解説していきましょう。

バスタ新宿の正式名称は「新宿南口交通ターミナル」といいます。
以前に新宿の周辺にはバスターミナルが19箇所ありましたが、それを全部一つにまとめたのがバスタ新宿です。
このバスタ新宿ができた経緯は、バスの運行会社の違いから19箇所にも分かれていたために、利用者にとっては非常にわかりづらく、
また遠い場所にあるバスターミナルもあったのでとても不便でした。
それに新宿南口の目の前には新宿跨線橋(しんじゅくこせんきょう)という橋があります。(実際見ますとあまり橋のようには見えないですけどね。)
この新宿跨線橋は別名、「国道20号線」が通っています。
新宿1丁目から新宿4丁目までをつないでいる道路なのですが、よくこの道路でタクシーの客待ちや乗り降りが行われていて混雑していましたし、橋自体も老朽化していました。
おまけに歩道も狭く、歩行者が溢れてしまうなど、危険が伴っていた場所でもありました。
そこで、バスターミナルとタクシーの乗り降りが円滑にできるバスタ新宿ができたわけです。
さて、当初はこのバスタ新宿ができたおかげで渋滞も緩和されましたと公表されていました。
しかし、そうではなかったのです。
当初公表していたのは実は「休日」の渋滞のことだけを公表していたわけだったのです。
新宿1丁目から新宿4丁目に行く方向を「上り」と呼んでいるのですが、ここの「平日」の交通状況は逆に渋滞していたのです。
原因は上り道路から来るタクシーやバスがバスタ新宿に入るために右折することが原因でした。

この調査を5月に実施した国土交通省・東京国道事務所は、「都合が悪かったので公表しなかった」と述べており、これがニュースとなっているのです。
ちなみに、バスタ新宿ではまだまだ利用者からの不満の声が多く、ロッカーが少ない、ベンチが少ない、コンビニなど売店が無いなどの声が上がっておりまして、
改良を計画しているようですね。(先日はファミリーマート出店することに決まりました。)
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ブログ管理人:大佐

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2016/10/10(月) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)