中国の人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)に加わったとはどういうニュースかわかりやすく解説してください。


今回のニュースは中国の貨幣である人民元についてのニュースです。
どういうニュースなのかわかりやすく解説をしていきましょう。

人民元

私達がよく目にする通貨は円ですが、その他に見かけたりするのはドルぐらいでしょうか?
では中国で使われている人民元、こちらはなかなか見ることはないかもしれませんね。

それもそのはず、世界で主に流通しているのは、ドルぐらいです。
中国が世界第二位の経済大国になったからと言いましても、人民元はまだまだ世界では流通していません。

ドルが何故にこんなにも使われているかと言いますと、絶対的な信用力があるからであり、「基軸通貨」となっているからです。
基軸通貨といいますのは世界で基準となっている通貨のことを言います。

どういうことかといいますと、例えばアメリカと日本が貿易をしてお金のやり取りをするとしましょう。
すると使われるお金は円とドルですよね。
ではでは、インドと日本が貿易をするとしたらどうでしょう?

インドのお金の単位はルピーといいますが、ルピーと円では取引していません。
取引に使われるお金はドルが使われます。

自分の国の通貨が使われずにドルで取引されるってなんだか変な話ですけど、このようにドルが使われるのです。
何故なら、お金と言うものは全て「信用」で成り立っているからなんですね。

ドルと言いますのは、世界から見ますと非常に安定しており、急激に価値がなくなったりするような紙幣ではありません。
もしよくわからない国の通貨を使ってしまうと、取引した後に、急に価値が下がったりしてしまうこともあるため使われないのです。

ですから、「安定していて、価値の減りにくい通貨」=ドルを使っているのですね。

さて、お隣の中国では自分の国の通貨を世界の基軸通貨にさせたいと思っています。
何故なら、自分の国の通貨が「基軸通貨」になりますと、世界一になれるからです。(理由を説明すると非常に長くなってしまうので省きます。)

ですから中国は自分の通過が世界で流通するようにいろいろな工夫をしているのです。
ここまでが大前提の話です。

では今回のニュースの本題に行きましょう。

まず国際通貨基金(IMFと呼ばれています。)からです。

これは国連(国際連合)の専門機関のひとつで、例えばある国がが急激に経済が悪化したら、資金を援助してくれたり(もちろん条件がありますが。)、
また、世界の経済が乱高下しないように「通貨と為替」を安定的に保とうとしてくれます。
様々な国がこの組織に加盟してますから、非常に影響力があるんですね。

で、このIMFがこのように決めました。
次に出てくる単語「特別引き出し権(SDR)」ですね。

特別引き出し権といいますのは、もしこの国際通貨基金に加盟している国の中で、非常に財政的に困難な状況になった場合、融資をしてくれる制度です。(もちろん条件はあります。)
ですからIMFではそのためにお金を貯金しているんですね。

この貯金箱にお金を入れているのが加盟国です。
しかし、援助を受けられるといっても、国によって貯金箱にお金を入れる金額はバラバラです。
ですから、やはり貯金箱にたくさんお金を入れてくれた国から融資を受ける権利が割り当てられます。

さて、この貯金箱には4つの通貨が入っています。
ドル・ユーロ・円・ポンドです。
これらは先ほども出てきました基軸通貨といった世界でよく使われるお金ですよね?
ここに人民元が入るわけです。

ここに人民元が追加されるということは、非常に重要なことなのです。
世界から、人民元が『国際通貨』として認められることなのです。

そしてさらに貯金箱の例で言いますと、今までの比率はドルが一番多く、二番目にユーロ、三番目にポンド、そして四番目に円といった比率だったのですが、
この人民元の比率が円とポンドを抜いて、一気に三番目に躍り出たのです。

こうなってしまいますと、円やポンドの信用が落ちてしまうのです。
お金の信用力が落ちるというのは経済でも非常にマイナスなことなわけです。

国際通貨基金(IMF)と特別引き出し権(SDR)わかってもらえましたか?

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自己紹介
ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2016/10/12(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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