現在、政府は給付型の奨学金を創設するためにいろいろと細かいことを検討しています。
給付型奨学金とはどのようなものなのでしょうか?

奨学金は教育を受けたいけど、経済的、金銭的に教育を受けることが困難な学生に対してお金を貸してくれることです。
一般的な借入先としましては、「日本学生支援機構」という所が有名です。
ただ、ここ以外にも公的な団体でしたり、慈善団体なども貸したりもしてくれてます。(結構たくさんあります。)
こちらはあくまで貸してくれる『貸与型(たいよがた)』ですので、お金は返さなければなりません。
低利子で貸してくれる所もありますし、無利子でも貸してくれる所があります。
一方、給付型奨学金ですが、こちらは返済の必要がない奨学金です。
もちろん、みなさんでしたらこちらを選びたいところですが、なかなか難しいところです。
給付型奨学金を受ける条件としては下のような条件が必要になってきます。
(あくまで例ですので、慈善団体や公的団体の種類によって条件は異なったりします。)
■家計状況
世帯全体の年収上限、家計状況を審査の審査に受からなければなりません。
■学業・競技成績
勉強が出来る優秀な人かどうか?また部活などの実績。
■資格
優秀な資格を持っているかどうか。
その他には地震などで被災した方なんかも条件をクリアすれば給付型奨学金を受け取れることもできますが、
いずれにしろ給付型奨学金を受けるのはかなり困難で、一握りの人だけです。
ただ、この給付型奨学金の厳しいハードルを乗り越えなくても受けられる方もいます。
それは留学生です。
文部科学省は外国からの留学生に対し、かなり低いハードルで給付型奨学金を与えています。
これが、ちょっと問題になっているのですね。
例えばですが留学生にはこんな感じの待遇を行っています。
■奨学金の金額・・月額117,000円
■入学検定料、入学金、授業料はなし
■帰国旅費の支給
とまあ、日本人の給付型奨学金は厳しいのに、外国人には優しすぎる!というのが問題になっていたわけです。
そこで、政府はいろいろと検討しておりまして、現在ではこのように話が進められています。
■対象者・・・大学生
■奨学金の金額・・月額3万円
■高校生の成績が5段階評価で4以上
■学校推薦制度を取り入れる
■生活保護世帯や自動養護施設の入所者も想定
現在ではこんな感じに話が進められています。
なんだかあんまり以前と条件が変わらないような・・・と思う方もいるかもしれませんが、条件としては低くはなっている模様です。
2017年度には政府は結論を出すとの事です。
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2016/10/24(月) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)