朴 槿恵(パク・クネ)大統領は韓国の第18代大統領ですね。
今、朴 大統領のことで韓国では大きなニュースとなっています。何が起こっているのでしょうか?

今回のニュースは、朴大統領よりも、もう一人の人物、崔順実(チェ・スンシル)という人物がキーマンです。
この方は一般の女性ですが、朴大統領ととても親しい間柄です。
1974年、朴 槿恵(パク・クネ)大統領の、母親である陸英修(ユク・ヨンス)さんは在日韓国人である(文世光(ブン・セイコウ)に暗殺されてしまいました。
犯人は、本来、大統領であった父である朴 正煕(パク・チョンヒ)を暗殺しようとしていたのですが失敗に終わりました。
殺しそこなったため、何発も拳銃を撃ち放ち、その弾丸が母親である陸英修(ユク・ヨンス)さんに命中し、亡くなってしまったのです。
そんな母親を亡くした朴 槿恵(パク・クネ)大統領の心の支えとなったのが宗教家である崔太敏(チェ・テミン)氏と言われています。
この方はもう亡くなっているのですが、その娘さんが今回のキーマンとなっている崔順実(チェ・スンシル)氏です。
崔順実(チェ・スンシル)氏は朴大統領のことを「オンニ(お姉さん)」と呼ぶ間で、とても仲がよかったらしいです。
しかし、仲が良くても一般人ですから度を越えた仲といいますのは問題です。
例えば、国家機密の情報をこの方に流したりすることです。
今回、この崔順実(チェ・スンシル)氏にかかっている容疑はこんな事です。
■大統領演説の原稿といった重要資料を事前に手に入れていた。
■政府人事に口出し。
■崔順実(チェ・スンシル)氏が主導して作った財団資金の指摘流用。
まず、大統領の原稿を手に入れたことですが、この原稿をあらかじめ手に入れて朴大統領にいろいろとアドバイスをしていました。(これは朴大統領も認めています。)
しかし、このように原稿を手に入れることは、大統領記録物管理法という法律に触れる可能性があります。
そして、一般人が政府人事に口出しすることは、公務の執行妨害にも当たると言われています。
もちろん最後の資金流用はいくら自分が主導して作ったからと言いましても、横領につながったりしますから問題です。
大きく問題をまとめますと、「一般人が政府に介入していた」ということがやはり大きな問題になっているわけです。
崔順実(チェ・スンシル)氏は今のところ細かく罪は認めていないものの、「罪を犯した」とは言っています。
これによって朴大統領はどのような態度かと言いますと無言を貫いているようです。
しかし、現在朴大統領の支持率は急速に落ち込んでいます。
やはり国民にとっては裏切られた感は否めません。
大統領は在職中は逮捕されたり、裁判にかけられることはないのですが、このままを貫くことは難しそうですね。
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ブログ管理人:大佐

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2016/11/01(火) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)