山本有二(やまもとゆうじ)農水省の失言によって、辞任をするように要求されているのが現在のニュースですね。

山本有二農水省は自由民主党に所属している現職の国会議員です。
早稲田大学法学部を卒業し、その後に弁護士を務め、高知県議会選挙に当選しました。
その後、内閣特命大臣や衆議院予算委員長など、さまざまな経歴を勤め現在の農林水産大臣を勤めています。
山本農水省が現在辞任を要求されている理由は「失言問題」です。
どんな発言をしたかといいますと、こんなことを言いました。
■TPP法案を強行採決するかどうかはこの佐藤勉さんが決める
■この間冗談を言ったら閣僚をクビになりそうだった。
■JAの方が大勢いらっしゃるようなので、明日にでも農水省に来ていただければいいことがあるかもしれません。
まず、最初の発言ですが、これが何故問題なのでしょう?
最初の失言は、『佐藤勉・衆院議院運営長のパーティー』でした。
現在TPP((環太平洋戦略的経済連携協定)輸入するときの税金(関税と言います)を減らしたりして経済を世界規模でもっと活性化する政策)の話し合いが決められていますよね。
このTPPはもちろん多くの政治家話し合いをして、納得してもらって決められるものです。
しかし、TPPを採決するのは佐藤勉さんが決めると発言してしまったのです。
佐藤勉さんとは誰なの?って話ですが、自民党の国会対策委員長(国会の運営とか進行を行う人)です。
強行採決というのは与党、野党の合意を得ずに委員長や国会の議長の職権の下で勝手に行うのですが、佐藤勉さん一人によって採決が決まるというのはおかしな話ですよね?
ここが失言だったわけです。
次の失言は『自民党・田所嘉徳(たどころよしのり)議員のパーティー』でした。(ちなみに田所さんは法務大臣です)
要は、「前回言ったのは冗談だよ」と自分の失言をお気楽に言ってしまったわけですね。
これも問題となったのです。
さらにこのパーティーでおまけの失言だったのがJAの人達に対する失言でした。
TPPが採決されれば、JAの儲けもかなり減ってしまいます。ですからJAの方達は基本的にTPPには反対です。
そのJAの人達がこのパーティーに参加していました。
ですがそこで、TPPはこのまま成立しちゃうんですから、JAの方達は私達に反発せずに従順に従えば補助金で解決できる部分は解決しますよ。
ということを言ってしまったわけです。
こういった数々の失言によって、11月2日にTPPの審議が行われようとしていたのですが、失言によって見送られたのです。
その場の勢いで空気を読まずについ失言をしてしまう人が周囲にもいたりしますが、山本有二農水省はそのような人物と辛口の評価をする方もいらっしゃるようです。
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2016/11/09(水) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)