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無所属の議員が農林部会に参加することが何故問題になっているのか、わかりやすく解説してください。

農林部会の会長でもある、小泉進次郎氏が農林部会に無所属議員の出席を拒否するというニュースがありました。
今回はこのニュースを詳しく解説して行こうと思います。

こいずみ

小泉進次郎氏は自民党に所属している議員ですよね。
その小泉進次郎氏が農林部会の会長を勤めることになりました。

「農林部会」といいますのは、自民党の議員や農業や林業といったものにたずさわる企業や団体が参加して意見交換や議論を行うための会です。
農業や林業を今後どのように成長産業にしていくか?というのが目的です。

このような部会で話し合った結果が、最終的に国会で審議される原案にもなるため、多くの方が参加するのです。
以前は、年配の議員がこの部会を仕切っていましたが、小泉進次郎氏が会長になった事によって空気がかなり変わったようです。

積極的に意見を交換し、質問を投げかけたりするなどして、かなり高評価のようです。

そんな中、小泉進次郎氏がこのような事を言いいました。
「どの党に入るか決まっていない人を自民党の政策決定過程に参加させて、いざ選挙となったら他の党から出馬するとなったらどうなるのか。」

「無所属」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

無所属と言いますのは、特定の団体、党派(自民党とか公明党とか)に所属していない人のことを言います。

政治家の中では特に党派と言うのが重要なものとなります。
自民党や民主党といった党派に所属するといろいろなメリットがあります。
例えば無名の方でも党派に所属していれば選挙のときに大量に票を集められますし、活動資金など後ろ盾が出来ます。

しかし、デメリットもあります。
嫌でも同じ党派や派閥の意見を強要されたり、自分が所属していた派閥のボスがなんらかの理由によって影響力が無くなった場合、自分自身も立場が危うくなったりします。

無所属の方はたとえ議員になったとしても後ろ盾と言うものがありません。

それに、無所属という立場ですから「あなたはどこにも所属していないし、何がしたいの?」ということで、発言権がほとんどありません。
ただし、自分の思った通りの政策を行えますし、他の政党の政策を押し付けられることもありません。

この農林部会といいますのはあくまで「自民党」が主体となっている部会です。
しかしその中に無所属がいると言うのがおかしいと言っているわけですね。

もしこの無所属議員の考えが変わり自民党に入った場合は問題ないですが、仮に違う党に入ってしまったらどうでしょう?

無所属という立場でいろいろな党派の話を聞くと言う姿勢は大事です。

ですが、議会の原案にもなる話し合いの場で、自民党の政策や考えを聞いて、急に違う党へ入った場合はなんだかスパイ行為のように感じられますよね?
またこれらの話し合いで何らかの欠点を見つけて違う党へ入った瞬間に自民党へ攻撃するかもしれません。

その為、農林部会では現在無所属の議員参加を認めておりません。

茂木敏充(もてぎ としみつ)政調会長(党全体の政策やなどを取りまとめる方)は「各部会の会長に任せます」と通達を出しています。

しかし無所属の議員は、もともとは参加しても良かったじゃないか!と不満を持っているというわけです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2017/01/27(金) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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