アメリカ大統領の権限と権力、大統領令についてわかりやすく教えてください。



連日、大統領令に署名するドナルド・トランプ大統領です。
先日はイスラム教徒の多い国に対して入国規制し、それに反対したイェーツ司法長官代行を解任していしまいました。

今回はアメリカ大統領の権限や権力、大統領令についてわかりやすく解説していきたいと思います。

けんげん

ニュースを見ておりますと、なんだかアメリカ大統領って本当になんでもできるなぁと思うかもしれません。
もしかしたら独裁者のように見えるのかもしれませんね。

■行政権
アメリカ大統領にはまず「行政権」という強力な権限があります。
行政権と言いますのは、○○がしたい!と言うことで国が何かしらの政策をしていくための権限の事です。

日本の首相にはこのような権限はありません。
日本では大臣や官房長官といった人達の同意がされた後に、国会でああでもないこうでもないと審議され法案を可決していきます。

アメリカ大統領は○○がしたい!と思った場合、それが可能です。
(もちろん、大統領はそれを行うにあたって、いろいろな人に話さなければなりません。)

■法案を拒否する権利
大統領は法律を作る権限はありませんが、議会が提案してきた法律が気に入らなければ拒否をする権利があります。

大統領が署名をしなければその法案は却下されてしまいます。
しかし、どうしてもこの法案を通したいと議会が思った場合には、議会の3分の2以上が賛成した場合法案が通ります。

議会と言うのは、正しくは連邦議会と言います。
議会は上院と下院という2つに分かれています(これを二院生と言います。)
日本で言う参議院と衆議院みたいな感じですが、2つは対等で同じように権限が与えられています。

また法律を作ることは出来ないですが、こんな法律を作ってほしいと提案はすることは可能です。
これを「教書」と言います。

■軍の指揮権
アメリカ大統領は、陸軍、海軍、空軍すべての指揮権を持っています。
大統領がその気になればこれらの軍を動かすことが出来ます。

■指名権
大統領は裁判官や各省庁のといった方を指名することが出来ます。
○○さんにやってもらおうと思えば、その人が裁判官になったり、大使になったりします。

イェーツ司法長官代行を解任できたのも大統領の権限です。

大統領が就任しますと、こういった方々はごっそり入れ替わってしまいます。

■大統領令
これが一番気になる権力ですね。

大統領は大統領令という伝家の宝刀があります。
議会を通すことなく、法律と同じような効力を発令する権力があります。

といいますのは仮に他国がミサイルを打ってきた場合、いちいち議会を通して話し合いをしていたらミサイルが着弾してしまいます。
そうならないようにすぐに行動が出来るようにしているわけです。

これは何度でも使用する事が出来ますが、「法律に違反しないこと」「予算の範囲内」というのが条件です。

大統領はこのような権限を持っているわけですね。
これでは独裁的と見られてもおかしくないような気もします。

しかし、アメリカ国民にとって大統領よりかは「議会」の方に権限があると考えております。
議会で審議された法案を、大統領の考えをうまく取り入れてどのように可決していくのかということで、議会があくまで主体です。

大統領に拒否権があっても、議会が手を組み法案を可決させる仕組みもそうです。

大統領令に対しても法律を議会が作れるような仕組みにもなっています。

大統領が何かをするにあたっても、ルールの中でしか絶対的に動くことは出来ません。
もし、憲法に違反するような行動をとってしまった場合、大統領は最高裁判所で違憲かどうか審議されてしまいます。

また議会の3分の2の賛成があれば大統領を辞めさせることも出来ます。

もともとアメリカと言う国はイギリスの植民地から自由を求めて独立した国です。
ですからイギリスのような王様のような権力というのは排除するのが国民の意思でもあり政治システムになっているのです。

ちなみに、トランプ大統領の大統領令ばかりが目立ちますが、前大統領オバマ大統領もたくさんの大統領令を出しているのですよ。
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ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2017/02/01(水) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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