大学といった高等学校の教育を無償化にする事が検討されています。
今回はこのニュースを詳しく解説していきたいと思います。

現在、安倍首相は高等学校の無償化に対して前向きに検討をしておりますね。
もし実現すれば子供を持っている親としましては負担が減る朗報ですね。
高等学校といいますのは、大学や短大の事を指しています。
現在日本にある年間の大学や短大の費用はこのぐらいかかっています。
国立大学で3315億円
私立大学で2兆6808億円
公立大学で853億円
約、3兆1000億円と多大な費用がかかっていますが、これを無償化させようというわけです。
また高校や幼児教育も無償化しようということも考えられています(こちらを合わせますと5兆円ほどの無償化費用がかかります)
日本は特に公立大学の費用の高さが気になります。他国と比較できる大学の中では5番目に高いです。
しかし世界では無償化したり極めて安い金額で高等学校の授業を受けれる国がいくつかあります。
特に多いのがヨーロッパ圏ですね。
例えばノルウェーにあるオスロ大学は世界大学学術ランキングで100位以内に入る名門大学です。
レベルの高い高等教育も受けることが出来ますし、環境もとても良いです。
例えば、大学周辺のお店はほぼ学割が聞いています。
飲食店に行っても学割が利きますし、大学にもしっかりとした福祉施設が充実しています。
しかし、授業料と言いますのは無料。
おまけに留学生に大しても寛容でして、留学生に対しても無料となっています。(もちろん日本人もOK)
ただし、言語は「ノルウェー語」ですが、ここ最近は英語での講義も多く、英語(TOEFL)ができれば大丈夫なようです。
その他にもドイツやシンガポール、といった国でも大学の無償化や極めて少ない額で大学に通うことができる国が増えています。
ただし、そのような国は決まって税金が高いです。
税金でこういった大学の費用をまかなっていると言うわけです。
やはり、無償化を進めていくには「財源」が必要となってきます。
日本で今、財源の検討を考えているのが「教育国債」というものです。
国債と言いますのは、国にお金を貸してあげて、国が返すという仕組みです。
国債と言う利息を貰える権利書を私たち民間人が購入するわけです。
この国債を私たちが購入することによって、無償の教育を可能にさせようとするわけです。
え?でもそうしたら国の借金が増えてしまうじゃん・・・
そう思う方もいるはず。
もちろんこれは「赤字国債だ」と訴える人もいます。
結局は、この利息分は私たちの税金からまかなわれますし、教育の負担を将来世代に負わせるということになります。
しかしながら、現在は貧困から脱出できずに高い教育を受けれない方々も多くいます。
特にこれから日本はこういった方が増えてくると予想されています。
ですから高い教育を受けた人が今度は働いて税金で返していくというサイクルを作っていくと言うわけです。
安倍総理は施政方針演説で「憲法が普通教育の無償化を定め、義務教育制度がスタートした。
高等教育もすべての国民に真に開かれたものではなければならない」
という言葉を述べました。
要約しますと「高等学校でもお金があるないにも関係なく高い教育を受けれるようにしていかなければならない」と述べたわけです。
現在「教育再生実行本部」にプロジェクトチームを設置し、五月ごろには中間報告をまとめるようです。
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ブログ管理人:大佐

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2017/02/04(土) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)