2月10日から2月12日まで、安倍首相とトランプ大統領の日米首脳会談が行われました。
どのような話をしてどんな事をしたのか、またどんな成果があったのかわかりやすく解説していきたいと思います。

安倍首相は政府専用機を使いまして、日本時間10日の午前に、アメリカの首都であるワシントン近郊にあるアンドルーズ空軍基地に到着しました。
そこからホワイトハウスへ移動し、トランプ大統領と会って約30分ほど会談をしました。
この会談前に、約19秒ほどの握手を二人は交わしました。(トランプ大統領は潔癖症ですが、かなり長い握手となりました。)
そして、昼食会で改めて歓迎していろいろな事を話しました。
会談後にトランプ大統領は「(安倍首相と)われわれは相性がいい」と言い、かなりにこやかモードだったようです。
その後は大統領の別荘へ移動しました。
大統領の別荘である「マール・ア・ラーゴ」はフロリダ州パームビーチという場所にあるのですが、別荘へ呼ばれると言うのはお互いが非常に良好な関係である証なのです。
大統領専用機「エアフォースワン」が置いてある空軍基地まで一緒にヘリコプターで移動をし、そこから大統領機へ乗り込みました。
そして、別荘に行って今度は安倍首相を夕食会でもてなしてくれました。
別荘では2時間過ごしました。
次の日(11日)はゴルフです。
大統領専用車に乗って移動し、朝からゴルフをしました。
昼食をせずに18ホールを回って、その後も数ホールゴルフ場を回って夕食を一緒にとったようですね。
側近いわくかなり盛り上がったとか。
さてさて過激な言葉を連発するトランプ大統領だけに、当初日本側はかなり慎重でした。
日米同盟や貿易の話でかなりモメるのではと懸念していたのです。
しかしながら、思っていた以上に安倍首相とトランプ大統領はお互い好意的な姿勢で会談もあまりモメることなく、なごやかなムードだったと言う感じですね。
では、この日米首脳会談でどのような成果があったのでしょうか?
まずは「日米同盟」についてです。
日米同盟といいますのは、日本とアメリカでお互い協力して安全を保障していきましょうと言うものです。
今回の会談で日米同盟をもっと強化していきましょうと言うことが二人の間で約束を交わされました。
日米同盟に関してはお互いがこんな事を認識し合いました。
■日本とアメリカがもっと協力しあえば、それによって監視の目がアジア太平洋地域に行き届き平和になりますね。
(要はいろいろな国が勝手に自分の領土だ!という主張とかもけん制できるようになりますね、ということです。)
■日本への核兵器攻撃や戦争が起きた時は、アメリカも手を貸しますよ。
■北朝鮮のミサイルなどの挑発行為は反対しましょう。
■尖閣諸島はアメリカと日本の防衛義務を定めた日米安保条約第5条の適用対象ですよね。
(現在、日本と中国がもめている尖閣諸島領土問題で、一方的に中国がわれわれの国だと言って領土を奪うことに、アメリカと日本は共通の危機と認識し対処しなくてはいけませんねという認識あわせ。)
■今ある沖縄の普天間基地は辺野古基地へ移設しなくてはいけない。
また、経済に関してはこのような話となりました。
■日本はTPPの重要性を述べましたが、アメリカ側は自由で公正な二国間貿易(日本とアメリカだけでの貿易の取り組み条約)にしたいです。
■ペンス副大統領と麻生太郎副総理が、経済対話の枠組みを新設。
(要はこの二人が経済のことをメインに話していくようにしていきましょう。と言うことです。)
■日本がアメリカの経済に貢献していきますよ。
やはり日米同盟にしても経済の話にしても、お互いの関係をまず深めていこうという感じの内容で両国が共同声明を発表しました。
共同声明と言いますのは、特に法的な拘束はないですが、お互いがこんなことを話してまとまりましたよという成果を報告するものです。
細かいことはこれから詰めて話をしていくのですが、まずこの共同声明を発表することで、今後どんなことを話し合うかの基盤になりますし、共同声明を発することで世界に関係の良好さをアピールできる事となるのです。
お互いこれからが本当の話し合いになるようですね。
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2017/02/13(月) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)