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大阪の豊中市の国有地が格安で販売された問題をわかりやすく解説してください。

財務省近畿財務局が大阪府豊中市の国有地を近隣にある国有地と比べて、10分の1程度の価格で学校法人「森友学園」に売ってしまったことがニュースとなっています。
今回はこのニュースを詳しく解説していきたいと思います。

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まず、国有地というのはなんでしょうか?

国有地といいますのは国が所有している土地のことです。
土地ですから当然財産にもなることから、「国有財産」という枠の中の1つになります(国有財産の中には株式や宿舎、庁舎といったものがあります。)

「国有」なんて言葉がついているので政府のものと勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、国民の共有物という概念があります。
ですから、社会福祉施設を作りたいという要望があったりしたら、国が土地を売却したり貸付を行ったり、災害時にはテントや仮設住宅を立てたりと有効活用されます。

では今回のニュースとはどんな問題があったのでしょうか?

大阪府豊中市に国有地がありました。
この国有地が2016年に売却されました。

この売却された土地をどこが買ったのかといいますと、大阪の学校法人、「森友学園」という所です。
新しく校舎を現在建設中で、今年の4月から開校される予定です。

ですが、この土地の売却価格が何故か非公開となっていたのです。
これに大阪府豊中市の市議会議員(木村真(きむらまこと)議員)が気づき、一体いくらで売却したのか明らかにするように言ったのです。

明らかになった金額は「1億3400万円」という金額でした。

これが高いのか安いのかと言うことですが、明らかに安すぎです。

と、言いますのは、国有地といいますのは毎年必ずその土地がいくらくらいの価値になるのか専門家が割り出して、「評価額」というものを決めているのです。
この国有地だった評価額は「9億5600万円」という金額でした。

つまり8億円も値段を下げて破格の価格で森友学園へ売却してしまっているのです。

「森友学園」ってそもそもなんなんでしょうか?
森友学園というのはそういう教育学園ですね。
日本の伝統文化を大事にして教育を行っていくという基本コンセプトを持っているようです。

塚本幼稚園という幼稚園もありますし、肇國舎(ちょうこくしゃ)高等森友学園保育園という保育園もあります。
園児たちが、礼儀正しく学んでいる姿がメディアで放送されました。

今回、大阪府豊中市に立てられる予定のものは、「学校法人 瑞穂の國記念小學院」というものです。
さて、ここからがちょっと黒い話になります。

新しく建設される「学校法人 瑞穂の國記念小學院」。
ここの名誉校長を務めるのが何を隠そう、安倍首相の夫人、安倍昭恵(あべあきえ)夫人です。

夫の権力なのでは・・・?
という不信感は確かに感じてしまいますよね。

また、何故8億円もの価格を下げたのか?という問いかけにこのように説明がされています。
「売却された国有地には廃材やゴミなどが詰まっていて、そのような撤去費用分を差し引いたからこのような値段で売却をしました。」とのことです。

実はこの建設予定地ですが、以前は別の学校法人がこの土地を買いたいと手を上げていました。
その時は5億8000万円でしたが、売却の許可が何故か下りませんでした。
もちろん廃材やゴミなどの撤去費用分も含めていました。

当然、「撤去費に8億円もの費用が果たしてかかるのか?」という疑問を政府になげかけたのですが、これに対して政府側はあいまいな返答をしています。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2017/02/22(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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