インターネットで中古品を売買できるサービスを使って現金を売っていたニュースがありますね。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。
中古品を売買できるサービスの1つ、メルカリは個人が古くなって着ない服などを出品して売るという携帯アプリですね。
そんなメルカリに現金が出品されていました。
例えば5万円の現金を5万6千円で売られていたり、2万円の現金を2万3千円という値段で売っていたのです。
まず、そんなの買うの?と疑問に思った方は恐らく普通の人なんじゃないでしょうか(笑)
普通の人なら5万円の現金に上乗せされていましたら誰も買いませんよね?
しかしながら、売っているということは、世の中には少なからずその需要があるわけです。
では誰が買うか?ということですがそれはお金に困っている人です。
メルカリはクレジットカード決済ができる仕組みになっています。
クレジットカードの支払いは次の月など支払いを先延ばしにすることができます。
しかしすぐに現金が欲しいというお金に困っている方はまず現金を手に入れて、後でクレジットカード支払いにしちゃおうと思っているわけです。
それで多少上乗せされていても、現金を購入してしまうわけですね。
じゃあ、お金を借りればいいじゃん・・と思う方もいると思います。
しかしながら、このような人は既にお金をいろいろな所で借りています。
お金を借り過ぎていてどこも貸してくれず、困った挙句に現金を購入しているのです。
これはお金に困っている人の場合ですが、なんとお金を持っている人も買う人がいます。
どういうことかと言いますと、世の中にはなんらかの理由で使うに使えないお金というのがあるんです。
それらはほぼ不正なお金です。
脱税している人はお金を使ってしまうと税務署から税金を大量に納めなくてはならなくなってしまうので、なんとか使用できる様にしたり、紙幣のナンバーがなんらかの理由で控えられて使えない人が使用できるようにするのです。
こういった場合はたとえ少しばかり損でも現金に換えてこういうサービスを利用したりするんです。
このような行為は、マネーロンダリングという禁止行為に触れてしまいます。
マネーロンダリングは日本語では「資金洗浄」といいます。汚いお金を綺麗なお金にして使用できるようにすると言うことで、資金洗浄と言うのです。
メルカリは現在紙幣の売買を禁止していますが、他のサービスではまだ現金を売ることができるサービスがあります。
ですが自分もマネして売ってやろうと思わないようにお願いしますね。
お金が返ってこない恐れもありますし、トラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
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ブログ管理人:大佐

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2017/04/26(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)