渋谷暴動事件が起こった理由と大阪正明容疑者が逮捕されたニュースをわかりやすく解説してください。



1971年に起こった渋谷暴動事件で警察官を殺害したと見られる大阪正明(おおさかまさあき)容疑者が逮捕されたことがニュースとなっています。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。




まず渋谷暴動事件から振り返ってみましょう。

渋谷暴動事件は1971年11月14日、東京の渋谷で起こった事件です。
ですが、この事件が起こる背景にはこんなことがありました。

暴動が行われた当時、日本は沖縄がアメリカから返還される前でした。(返還されたのは1972年5月15日)
沖縄が返還される前の1969年11月、時の総理大臣である佐藤栄作とアメリカのリチャード・ニクソン大統領が沖縄の返還の為このような内容の協定に合意をしました。

「琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定」

この協定の内容にはこのような事が書かれていました。(その他にもありますが省略します。)

■アメリカ軍基地を沖縄におくこと
■対米請求権を放棄すること
■沖縄の返還に対して日本がお金を負担すること

まず、「アメリカ軍基地を沖縄に置くこと」ですが、この当時のアメリカはベトナム戦争を行っていました。
ベトナムにはたくさんのアメリカ軍兵士が送られましたが、沖縄の米軍基地は兵士をベトナムの戦場に運ぶ重要な役割を果たしていたわけです。

沖縄を返還してしまうとベトナムに兵士を送ることが事ができなくなるどころか米軍基地を置く事もできません。
そこで米軍基地だけは残しておくように条件をつけたわけです。

では「対米請求権を棄却する」とはどういうことかといいますと、第二次世界大戦で日本は初めて沖縄本土でアメリカ軍と戦争が行われました。
沖縄の人達はこの本土戦によって家が焼かれてしまったり、土地が強制的に収用されたりしてしまいました。

これに対してアメリカに補償して欲しいと沖縄の人達はうったえていたのです。
しかしながら、この協定によって原則アメリカは補償しないということになってしまったのです。

最後に「沖縄の返還の際のお金を日本へ負担すること」ですがこれは少しややこしい話になります。
ベトナム戦争をしていて多額の軍事費がかかっていたアメリカは沖縄を日本へ返還するためのお金を一切払うつもりはありませんでした。

そこでアメリカ議会では返還の費用に6億5000万ドルという目標金額を決めてこれを日本側に全て払わせるよう考えていたのです。
返還の費用って一体何か?という事ですが、アメリカ軍が作ったインフラ設備(道路とか電気とか水道)や基地従業員の退職金なんかです。

またこんなものまで返還する際の費用として内訳に入っていました。
それはVOAの移転費用と核兵器の撤去費用です。

VOA(ボイス・オブ・アメリカ)というのはアメリカの短波放送です。アジアにのプロパガンダ(特定の思想によって個人や集団に影響を与える人達)向けに放送されていた放送局なのですがこの移転費用が入っていました。
そして核兵器の移転費用ですね。

核兵器があったの?と思うかもしれませんが返還前の沖縄には事実上あったのです。
この核兵器はベトナム戦争で飛行機に核兵器を載せて使うためのものでしたが(使用されてはいません。)、核兵器の撤去費用も含まれていたわけです。

6億5000万ドルという費用はアメリカが水増しした計算であるのは明白なんですが、いかに日本からお金を取るかという算段が当時のアメリカにはあったのです。
が、いろいろあり最終的に日本は3億2000万ドルの費用払うという条件を沖縄返還の条件に付けることになりました。

このような理不尽と思われる沖縄の返還協定の合意に過激な方法で阻止しようとした組織が「革命的共産主義者同盟全国委員会」いわゆる「中核派」といわれる人達です。

中核派というのはその当時の日本政府に反対していた過激派のことですね。
この当時にはこのような過激な集団がいくつもあったのですが、ここに所属していた人物が大阪正明(おおさかまさあき)容疑者です。

1971年11月14日、渋谷にある派出所や警戒中の機動隊などに火炎瓶を投げたり鉄パイプで暴動を起こして、新潟中央警察署に所属する巡査に火炎瓶を投げて死亡させたのです。

そこから指名手配され45年間行方をくらませていたのですが、先日18日に大阪県警が広島県にある中核派のアジトを捜索し、現場にいた大阪容疑者を捕まえたのです。
現在は黙秘していますが、DNAも一致していて本人であることに間違いは無いようです。

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自己紹介
ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2017/05/24(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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