今回は会計検査院って一体なんだろうということをわかりやすく解説したいと思います。
会計検査院という言葉は最近で言えば森友学園問題で出てきました。
森友学園問題とは、大阪府豊中市にある国の国有地8770平方メートルが明らかにおかしな値段で譲渡されてしまったことが発端です。
この時の土地の価格の鑑定額は9億5600万円という値段でしたが、1億3400万円と言う破格の値段で森友学園に販売されていました。
政府側はこの1億3400万円から引いた残りの額は8億1900万円分はごみの撤去費用だと説明をしていました。
また森友学園側は購入金額を非公開にするように依頼していたり、安倍総理大臣の奥さんである昭恵婦人が森友学園に関わっていて昭恵婦人を通して安倍総理が100万円を寄付した、しないという話になり結局は真相がよくわからないまま時が過ぎました。
さて、今回の本題はこれではありません。
この森友学園問題で安倍総理は以前に「売却額が妥当かどうか「会計検査院」の調査に委ねる」ということを国会の答弁で述べました。
この時初めて「会計監査院って言葉を知った人もいるかもしれません。
会計検査院というのは非常に恐い組織と言われています。
もちろん私達が普通に生活している分には何のかかわりも持たないのですが、国や県、市町村や民間の会社にとっては重要な関わりがある組織です。
会計検査院は千代田区の霞ヶ関にあります。
主な仕事は会計経理がしっかり行われているかどうかを調査するのがお仕事です。
例えば、国の収入や支出といったお金ですね。
毎年、会計検査院は国の収入や支出に対してお金をごまかしたり不正なことをしていないか、チェックをして国会に報告書を提出をしているんです。
もちろん国だけではなく、国が補助金などを与えている地方公共団体のチェックもしますし、なんとそれが民間の企業にもチェックが入ることがあります。
地方公共団体は民間の企業にお仕事を依頼することがあるのですが、もしそこに不正なお金の流れがあった場合は、その依頼した民間の企業にもチェックがなされるので、民間の企業も油断ができない存在なのです。
この会計検査院は憲法上で独立した機関なので、国と手を結んだり市町村手を結んだりすることはありません。
ですからごまかしはききません。
調査期間は1週間にも及び、もしも不正が見つかれば大きなペナルティを課せられます。
このように日本では不正があらかじめおこなわれないようにしたり、不正が起こっても解明するような機関が存在しているのですね。
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2017/06/10(土) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)