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カタールで何があったの?周辺諸国が国交断絶した理由をわかりやすく解説して下さい。



カタール周辺にあるサウジアラビアやエジプトといった国がカタールと突如、国交断絶しました。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



まずカタールという国はどんな国なのかを見ていきましょう。

カタールは人口215万人ほどで、アラビア語を公用語としています。首都はドーハと言い、アラビア湾に面した国です。

カタールでは石油と天然ガスの輸出によって経済を支えています。石油埋蔵量は世界13位ですので、この天然資源による恩恵で国民には所得税がありません。
また医療費などもかからず、大学を卒業すると土地が無料で借りられたりします。(10年経つと自分の土地として良いらしいです。)

こうして見ますと、かなり裕福で羨ましい国の様に感じますが、中東と言えば宗教や争いが関わって来ます。

中東の関係はかなり複雑な関係ですので、少しわかりにくいかもしれませんが、この複雑さが結局争いにも繋がってる要因です。

まず、カタールへ国交断絶をしたメイン国はサウジアラビアです。サウジアラビアはアメリカと同盟を結んでる国ですね。

国交断絶に同調したのが、カタール周辺にあるエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、イエメン、モルディブ、リビアと言う国です。

同調した国とカタールは敵対国と言う関係までは行かなくても、どっちつかずだったり、あまり好意的ではないと言う感じに捉えているくらいでした。

何故なら、カタールはイランと仲が良かったからです。カタールがイランへいろいろと経済面で支援したり、またペルシャ湾で天然ガスの利益をイランと共有していて、お金を沢山得ていたのであまり面白国はありませんでした。

一方、サウジアラビアが敵対国としているのがイランです。原因は宗教の違いですが、昔からこの二つの国は仲が悪かったのです。

サウジアラビアからしたら、イランはもちろんのコト、イランと仲良くするカタールへの印象は必然的に悪くなってしまいますよね。

そしてイランには特に過激派と呼ばれるテロ集団がいます。今回、カタールと国交断絶をした理由はこのイランにいる過激派をカタールが経済的に支援をしていた事によるものでした。

サウジアラビアからしたら、何故テロ集団を支援するんだ!と言うことになり、これに周辺諸国が同調したわけです。

サウジアラビアではカタールの行きの航空機の上空通過を停止したり、国境を封鎖してしまいました。

急に国交断絶を唱えた理由の真相はわかりませんが、先日アメリカのトランプ大統領がサウジアラビアに訪問しました。

この時に、トランプ大統領がイランを敵国と感じさせる演説をして、カタールがイランを擁護するような発言をしたのです。

これがサウジアラビアの国王の怒りを買い、急に国交断絶に踏み切ったと言われています。

国交断絶されたカタール国内では食料品がスーパーから消えたりと大混乱な様です。
またカタールには丸紅と言った日本の企業も沢山あり、日本にも原油や天然ガスの輸入に影響を与えそうです。

国交断絶によって、中東では混乱が続きそうです。
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大佐
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2017/06/12(月) | 国際事情のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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