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築地市場、豊洲市場移転問題はどうなったかをわかりやすく解説して下さい。



築地市場と豊洲移転問題に対して小池都知事が表明をしました。今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



まず、今までの経緯を簡単に解説していきましょう。

築地市場は約80年の歴史があります。作られたのは1935年ですので、かなり古いものですね。

当然古いのであちらこちらにガタが来て老朽化しています。また作られた当時は列車を使っていろいろ運んでいたので、列車に対応した作りになっていました。

しかし、現代では運ぶのは大型トラックです。列車に対応した築地市場では停めるスペースもなく、おまけに市場の中も狭い。
そんなわけで、築地を改修しようという事になったのです。

しかし、改修には多額の費用がかかり改修が終わるのは10年後ということで、これじゃあ豊洲に移転した方が早いや!となり、豊洲に移転する案が出たと言うわけです。

ですがこれが全然簡単な話じゃなかったのです。

まず豊洲市場のアクセスの悪さが指摘されました。
青果売り場や魚を卸す売り場などが道路によって分断されているので、非常に行き来がしにくいのです。

また施設の作りも狭いので、マグロの様な大型魚も捌きにくい。それに市場関係者から見れば正直邪魔な観光客を来場させる様に想定した作りにしてあるので、市場関係者から不満が出たのです。

そして、みなさんもご存知だと思いますが、土壌の汚染も問題になりました。地下空間には計画されていたはずの盛り土はなく、地下水の中にも汚染物質が含まれていることも判明。

そんなこんなで豊洲移転の話は延びに延びてしまったのです。

先を見越して大型冷蔵庫を買った業者さんもいますし、いろいろと見越して契約してしまった業者さんもいますから、不満は募る一方。

都ではそのような市場関係者への補償や豊洲市場の維持費に1日に500万円もかかり(当初は700万円といわれてましたが、その後に訂正)、早急な結論が叫ばれていたのです。

さて、この様な状況の中で小池都知事が6月20日にこの様な表明をしました。

1.築地市場を再開発して、食のテーマパークにします。

2.豊洲も総合物流拠点にします。(テーマパークとかではなく、魚を加工したり冷凍したりするような所)

3.豊洲と築地の話し合いをもっとオープンにしたり、誠実に話をしていきます。

ということです。

ただ、築地と豊洲両方ですとさらに莫大な維持費もかかってしまう為、問題となっています。

これが今回のニュースですね。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2017/06/21(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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