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日本とEUがチーズの関税に関してEPA交渉をしているニュースをわかりやすく解説して下さい。


日本とEUがチーズの関税に関してEPAが行われています。今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



チーズを世界で1番作っている国はアメリカですが、2位以降はドイツ、フランス、イタリア、オランダといった具合に主にEU諸国でチーズを生産しています。

日本ではこのような国から年間、20万トンほど輸入を行なっています。一人にすると年間2.5キロのチーズを消費しています。

チーズを日本に輸入するには、必ず関税という税金がかかってきます。もちろんチーズだけでなく様々な物にも関税がかかっています。

何故こんな税金をかけるのかといいますと、国産の物を守る為です。例えば小麦なんかはわかりやすいですね。

外国では地平線が見えるくらいの大きな土地を使って、小麦を大量に生産をしていますが、日本ではどうしても土地が狭いので、外国の様に大量にとはいきません。

その為に価格が外国産よりも高くなってしまうのです。

ほとんどの方はスーパーで買い物をする時に、生産国を見て手に取るのではなく、価格をまず見てから手に取ると思います。
そして価格が安いものを買いますね。

こうなってしまうと国産の製品というのは売れなくなってしまい、農家さんなどは困ってしまうわけです。
ですから、外国産のモノに税金をかけて高くし、国産のモノと値段が釣り合うようにしてるわけですね。これが関税というわけです。

さて、日本とEUではこのチーズの関税に関して話し合いが行われているのです。
関税を無くすのか?それともしないのか?一部だけ関税をかけるのか?などですね。

このように特定の国同士で話し合いを行い、関税について話し合ったり、貿易についてや投資に関するルールを決めたりと幅広い事を話し合って約束事を決めるのがEPA(経済連携協定)です。

EPAと似たようなもので、FTA(自由貿易協定)と言うものがあります。こちらはEPAより狭い内容で、関税に関する事だけを話し合います。

チーズの輸出入では単純な関税だけの話し合いではない為、今回はEPA交渉が行われました。

関税を無くせば日本に安い輸入チーズが入り、消費者にとっては嬉しいことかもしれません。
しかし、畜産に携わっている方々にとっては深刻な問題です。

チーズの関税は29.8パーセントです。EU諸国は即時この関税を撤廃するように言っていますが、日本は一部のチーズの品目にだけ一定量の輸入枠を設けて、その枠内だけ関税を引き下げるようにしたいと考えています。

これが今回のニュースですね。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2017/07/05(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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