会社や銀行が院政となっているとは何ですか?わかりやすく解説して下さい。



銀行の中が院政のようになってしまい、顧問制度を見直して行こうという広がりが出てきています。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



まずは聞きなれない院政と言う言葉から見ていきましょう。

院政と言うのは会社や銀行だけで使われている独特の言葉でもなく、ちょっとした歴史がある言葉です。

かなり大昔の話になります。
昔、『藤原氏』と言う一族がいました。
藤原氏は藤原氏から生まれた娘を天皇の妃にさせていました。そして、天皇と妃から生まれた子供を次の天皇に継がせていました。

そうやって誕生した天皇ですが、子供の天皇では政治やらはよくわかりません。そこで大人の人が子供の天皇に変わって政治を行うのです。
天皇に変わって政治を行ったのが藤原氏の一族である摂政・関白と呼ばれる人達でした。

藤原氏の摂政・関白が天皇に変わって政治を行っていると言う事は藤原氏の都合の良い政治にできます。(ちなみに摂関政治なんて言います。)

代々、こうやって藤原氏は政治の実権を握ってきました。天皇はまるで飾りみたいなものです。
天皇が生まれる度に藤原氏の摂政・関白が付いて政治を行ってしまうので、天皇は何もできません。

しかし、この負のスパイラルに終止符を打ったのが『白河天皇』です。
白河天皇は自分の子供に天皇の位を譲りました。天皇の位を次に譲りますと、自身は『上皇』と言う位になります。

白河上皇になったあと、今度こそ藤原氏の好きにさせないよう、白河上皇は上皇という立場を利用して『院庁』という政治などを行う政務機関を作りました。

そして天皇となった自分の子供のサポートにまわることにしました。
上皇と摂政・関白では、当然上皇の方が偉いです。ですから藤原氏は上皇より政治に口を出す事ができなくなってしまいました。

こうして白河天上皇が実質的に政治の実権を握れ、政治を動かせるようになったわけです。
これが『院政』と呼ばれるものですね。

ではこれを会社に当てはめてみましょう。

経営者と言ったトップの人が引退したとします。しかし引退したのにもかかわらず経営や人事権といった実権を握り会社を動かしていっているというわけです。(つまりさっきの話で言えば上皇の立場)

実はそのような形態が銀行で行われ、問題となっているわけです。

銀行の頭取(銀行のトップの人)が入れ替わり、前頭取が相談役といった役職に就いたけれど、実質は支配して頭取のような仕事を行っているというわけですね。

頭取になった人も相談役になった人も名ばかり役職になっているような状況が取り沙汰されたのです。

そこで政府は2018年初頭をめどに、上場されている会社の社長が相談役や顧問といった役職に就く際は、氏名や業務内容などを開示するよう義務付けるように考えています。

三菱UFJ銀行では、相談役などの役職にする際は情報を必ず公開するように義務付けをする事にしました。

みずほファイナンシャルグループもトップが他の役職に就いた際はどのような活動をするか?また活動の内容によった報酬を払う事にする事を決めました。

業務内容を明確にして、発言の権限を限定させる事によって経営の影響力を弱め、新しい会社のトップがしっかりと新しい風を吹かせて行くというのが狙いです。

これが今回のニュースですね。

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自己紹介
ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2017/07/09(日) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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