水俣病とスイスで行われた水銀の国際規制をわかりやすく解説して下さい



スイスのジュネーブで150か国以上の代表者が集まり水銀の国際規制について話し合われました。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



皆さんは水俣病という病名はご存知かと思います。
日本の四大公害病(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく)の一つです。

水俣病は1956年に最初に熊本県水俣湾周辺で発生したことからこの病名が付きました。

工場排水に含まれているメチル水銀化合物が魚や貝の体内に取り込まれ、人間がこれらを食べる事によって引き起こされたのです。

当時は第二次世界対戦後。
日本では急ピッチで経済復興をしていました。それこそ環境問題なんて二の次でしたので、いろいろな会社が開発や生産をしており、チッソ株式会社もその一つでした。

チッソ株式会社は化学工場の会社です。(新潟水俣病は昭和電工株式会社が原因)
今は水俣病患者の為の保証業務を行う会社となり、JNC株式会社に全て業務を移管して持ち株会社となっています。

水俣病の症状が現れたのは最初はネコでした。その付近に住むネコが急にフラフラ歩いたりしているのを見つけますがよくわかりませんでした。

それから今度はネコの症状と同じように人間に感覚障害や運動障害といった症状が現れたのです。
そして原因の特定をする事となり、廃液に含まれていたメチル水銀が原因という事が判明したわけです。

メチル水銀は生体に吸収されやすく、分解されにくいという性質があります。
これらが海の生物の食物連鎖によって次々と濃縮されて行って、最後に人間が食べて脳の特定場所に異常を起こし、先程のような症状を引き起こしたのです。

水俣病の被害者は行政により認められた数で13800人ほどですが、実はこれ以上にたくさんの被害者がいました。

しかし、当時は水俣病にかかった方が差別や偏見を受けた為に行政に届け出なかったり、亡くなってしまったりしたので、正式な被害者数と言うのはわかってはいません。

それからようやく現在になって水銀の国際的な規制が発行されました。
2017年8月16日に『水俣条約』というものです。

これは簡単に言いますと、
●新しく水銀の鉱山を採掘するのは禁止
●工場などで使う水銀を減らしたり禁止する
●水銀を含んだ廃棄物を管理する
●そもそもの排出を削減する

というものです。
水俣条約は現時点で世界74ヶ国以上で締結(約束)されました。

この水俣条約の発行を受けてから、今回初めてスイスのジュネーブで国際会議(1回締約国会議)が開かれ150ヶ国以上の代表者が集まったわけです。

発展途上国では今も水銀を使わざるを得ない国があったりしますので、水銀に変わる物質を使うよう呼びかけたり、資金を援助したりするような話が行われます。

今回はこのような事がニュースとなっているのですね。
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ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2017/09/27(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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