現在ヒルドイドが女性の間で流行り、問題となっております。
今回はなぜヒルドイドが問題になっているのかをわかりやすく解説したいと思います。
そもそもヒルドイドって何?という事ですが、これは保湿剤ですね。
実は私の知らないうちに何故かウチにもあって(子供に処方された?)使ってたんですが、肌の乾燥なんかに対して塗ったりしています。
ヒルドイドの主成分は『ヘパリン類似物質』といいます。私達の体内にはヘパリン(ヘパリン自体は肝臓で生成されて血を固まりにくくする物質です。)というものがあるのですが、ヘパリンと同じ様な働きをするので、類似物質と呼ばれています。
一般的な保湿剤には油分が入っていて、肌の角質を柔らかくしたり保湿を保つだけなんですが、ヒルドイドの場合はちょっと違います。
こちらは肌の再生や修復をしてくれて、かつ潤いを与えて保湿をしてくれるという確かに優れた薬なんですね。
ですから火傷や乾燥、霜焼けにも効果がありますし、肌のシワにも効果が期待できるわけです。
で、ここからが何故ヒルドイドが問題になってしまってるかです。
このヒルドイドを使用した女性の一部や雑誌などで、効果な美容液を買うよりヒルドイドを利用した方が安いし美容効果があると話して流行ったわけです。
このヒルドイドは普通に市販されているわけではなく、医師の処方によって購入する事しかできません。従ってお医者さんに出向いて、薬を出して貰わなくてはなりません。
医者に行きますと私達は持参した保険証によって自己負担額が3割で済んでしまいます。(年齢によって負担額は変わりますが、基本的には3割です。)
大体ですが、ヒルドイド1本が保険証の適用により、1500円程で手に入れる事が可能のようです。
購入する側としては確かに高い美容液を買うよりは安く手に入れられますのでお得ではあるのですが、問題は保険を適用しているという事なのです。
日本の医療費は年間40兆円を越す膨大な金額です。
何故なら高齢化社会により、お年寄りの医療費が莫大になってしまっているからです。
75歳以上のお年寄り、一人につき年間93万円。
全医療費の3分の1以上が私達の税金によって賄われているわけです。
もちろん私自身も将来この仲間入りです。
このままでは将来完全に日本はアウトなんですが、実は未だ解決策さえありません。
この時に健康な方がむやみに処方をしてもらいますと、将来本当に必要とする時の医療費がなくなってしまうという事で問題になってるわけです。
ここはやはり女性には自制してほしいものですね。
今回はこの様な事がニュースとなっているのです。
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ブログ管理人:大佐

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2017/11/08(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)