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サウジアラビアの汚職問題についてわかりやすく解説してください



サウジアラビアの汚職で没収した金額が11兆円以上に登る事がわかりました。
今回はサウジアラビアの汚職問題についてわかりやすく解説したいと思います。



サウジアラビアは人口3300万人、イラクやイエメンに隣接する国です。
宗教はイスラム教でアラビア語が公用語として使われています。

サウジアラビアと言えば石油ですが、世界第2位の埋蔵量がある石油王国です。
よくテレビなんかで度肝を抜かれる宮殿が公開されたり、ペットにライオンを飼ってる謎の光景も見れたりします。



一見裕福で何も問題がない国家のように見られるかもしれませんが、やはりどこの国でも問題は抱えているものです。

サウジアラビアの歴史から話しますと大変長くなりますので割愛しますが、1932年にサウジアラビアという国が建国されました。

その時の初代国王がアブドゥルアズィーズ・イブン=サウードという方でして、このサウードという名前がサウジアラビアの国名の由来でもあります。

つまりサウード家というのがこの国を統治しています。ですから政治の形態は絶対王政です。

国王は何度か変わっているのですが、第7代国王がサルマン氏でした。しかし80歳を超える歳で、またアルツハイマーの兆候がでている(これは事実かどうか不明)などで後継者を譲る事になったわけです。

サウジアラビアでは一夫多妻制の為、サルマン国王の子供が何人いるかはっきりわかってはいませんし、歴代の国王の子供も合わせると沢山いるかと思います。

恐らく継承者争いがドロドロとはあったとは思いますが、次の公式な継承者となったのがムハンマド・ビン・サルマン皇太子(32歳)です。

さあ、この方が今回のニュースの主人公です。

サルマン皇太子は国を改革したいと考えています。
改革は立場によっては都合が悪くなったり、良くなったりしますので、良い悪いは置いておいて、とにかく国の改革をしようと考えたのですね。

そしてサルマン皇太子はこんな改革を進めています。

・女性の車の運転を認める
・宗教警察を抑えた
・石油依存脱却
・反腐敗運動
など



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イスラム教では長いこと宗教上の理由で女性の運転は禁止でした。(女性が車を使いたい時は代行を頼んだりしてました。)つまり女性の権利を認めてくれたわけですね。

宗教警察というのは正式には「勧善懲悪委員会」などと言います。伝統的なイスラム教を守るために、例えばですがアルコールを飲んだりした人を捕まえたりする組織です。
この宗教警察の規制をもっと緩くしました。

石油依存脱却とは、その名前の通り石油を主軸にした経済ではなく、もっと他の産業などで経済を発展させるようにしていく事です。

まあ一言でいいますと古い伝統的な慣習に囚われない「近代的なサウジアラビア」にする改革路線をとったのですね。

その路線に方向転換にするにあたり、いままで汚職や政治を腐敗させているような人物を昨年の11月に捕まえてしまい、新しい国作りをしようとしてるわけです。

こうやって捕まえた人達の株や現金などを集めたらなんと11兆円以上の金額になったのです。

これが今回のニュースですね。
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大佐
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2018/02/01(木) | 国際事情のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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