ギリシャ国民はなぜマケドニア共和国を認めないのか理由をわかりやすく解説して下さい



ギリシャの首都アテネで4日、マケドニアがマケドニア国名を使っている事に対し、大規模なデモ行動がありました。

今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。



まずはマケドニアとギリシャがどこにあるのか見て見ましょう。

ギリシャはエーゲ海に面している国でマケドニアはギリシャの北側にありますね。


実はマケドニア共和国という国名はヨーロッパ諸国や、ここ日本でも公式にこのようには呼んでいません。

じゃあ何て呼んでいるのかと言いますと、「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」です。

この名称は1993年にマケドニア共和国が国連に加盟した時の暫定的な呼び方なのです。

なんでこんな事になっているのかといいますと、当時からマケドニアは「マケドニア共和国」を名乗りたい!と言ってるのに対し、ギリシャはマケドニア共和国の呼び方を認めておらず紛争となっていたからです。

そこで世界のレフェリー役を果たしている国連は「うーん・・まいったな・・」となってしまい、とりあえず国連に加盟した時に呼び方をマケドニア旧ユーゴスラビア共和国という名前に暫定的に置いたのです。

ただ名前がいかんせん長過ぎるので、日本でもマケドニア共和国と略して呼んでしまっています。

じゃあなぜギリシャはマケドニアという名前を認めないのでしょうか?
これは細かく話をしますと一冊の本ができるくらいの複雑な話になってしまうので簡潔に話します。

マケドニアというそもそもの名前は紀元前7世紀頃に出来た古代ギリシア世界の北方に位置した王国の名前です。

これは地図を見た方がわかりやすいので、地図を見てください。
--で囲んだ部分がマケドニア王国が昔あった場所です。



現代のマケドニア共和国、ギリシャ、ブルガリア、アルバニアにまたいで存在していたわけです。

じゃあ今のマケドニア共和国も入っているんだから名乗ってもいいじゃん。
・・というわけにはこれがなかなかいかないわけです。



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何故ならマケドニア王国が一番栄えた時にいた王様が現在のギリシャにある北部出身だったからです。

皆さまも一度は世界史の教科書でも見たと思います。アレクサンドロス3世です。



そして地図の通りギリシャが領域の大部分を占めており、ギリシャもマケドニアという名前を使っていたわけです。

マケドニア王国はその後アレクサンドロス3世が亡くなり、ローマ帝国が進出してマケドニア王国を取り込んでしまって、マケドニア王国はなくなりました。

その後、現在のマケドニア共和国にウクライナ方面から来たスラブ人という民族が移住してきたわけです。

ちなみに旧ユーゴスラビアってなんじゃい?って話ですが、以前は6の共和国(スロベニア、スロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア)が集まって作られた国の事です。

今回のニュースにはあまり関係ない話なので省きますが、1991年にユーゴスラビアから独立して「マケドニア共和国」と名乗りました。

つまりギリシャ人の主張というのは

「お前らはマケドニア人じゃなくてスラブ人やん」
「マケドニアの本家はギリシャやん」

って言うわけですね。

さて、マケドニア共和国の国旗は以前、このような国旗を掲げていました。



この国旗はアレキサンドロス3世のシンボルマークなのです。これは「ヴェルギナの星(ヴェルギナの太陽とも言います。)」と言います。

しかし、この旗を掲げた事にギリシャ人は怒ってしまい、なんと経済封鎖までしてしまいました。

国旗一つでこんな事になってしまったマケドニア共和国。そこで国旗を改定して今の国旗に変えてしまった歴史もあるのです。



今回はそんなマケドニア共和国にギリシャ国民14万人がデモに参加して「マケドニアって名乗るな!」と怒っていた・・というのがニュースなわけです。
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2018/02/06(火) | 国際事情のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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