台湾と中国とアメリカの関係と台湾旅行法ができる事で起こる摩擦をわかりやすく解説して下さい



アメリカ議会で台湾旅行法の法案が可決されました。

今回はこの法案がアメリカ議会で可決した事で、台湾と中国とアメリカがどのような関係になるのか、わかりやすく解説したいと思います。



まずは台湾旅行法って何だろうって話です。

台湾旅行法は簡単に言いますと、アメリカのお偉いさんでも台湾に行けるし、台湾のお偉いさんもアメリカに行けるよ!と言う法律です。

これはアメリカの議員さん達だけが賛成して法案が通ったという段階ですので注意が必要です。
(大統領が署名して、初めて法律として施行されます。)

で、もしこの法律が出来ればアメリカにいる行政上のお仕事をする方とか高官とか、議員さんといった地位の高い人と、台湾にいるそう言った方がアメリカと台湾間を渡航して会談する事ができるようになります。

え?そんな事が今までできなかったの?と思うかもしれませんが、・・できなかったんです。

しかもこの法律ができてしまうと、なんと中国がめっちゃ怒るんです。

なぜこんな事になってしまうのでしょうか?
それについては中国と台湾の関係を知ることでわかって来ます。

中国と台湾には溝があります。
なんで2つの国はあまり仲が宜しくないかということですが、中国の清の時代まで遡ります。

清は1616年から1912年まで現在の中国に存在していた国です。
清の最期の皇帝、ラストエンペラーの愛新覚羅 溥儀(あいしんかくらふぎ)は有名ですよね。

清はヨーロッパや日本と戦争を行い、負けてしまったので多額の賠償金を支払ったり、国の一部を奪われてしまいます。

清はなんとか増税して国を立て直そうとしますが、国民の一部は反乱を起こしたりしていました。

そんな反乱を起こした人物で有名なのが、皆さんご存知の「孫文」です。



孫文は清を潰して新しい近代国家を作ろう!と言う事で、「中華民国」を作ります。(辛亥革命(しんがいがくめい)なんて言います。)

そして中華民国に政治を運営する『中国国民党』という政党を作りました。
しかしながら中国国民党に対抗するもう一つの勢力がいました。

『中国共産党』です。
中国共産党はロシアの共産主義の考えを持った政党です。

中国共産党の代表は、これまた皆さんもご存知の名前、毛沢東です。



孫文と毛沢東の二人は考えが違いましたが、この二人が生きている間は仲はよかったのです。

しかし、孫文が亡くなりますと孫文の後継者である『蒋介石(しょうかいせき)』が中国国民党を引き継ぎます。



蒋介石と毛沢東は・・仲が悪くて、結局は『中国国民党』対『中国共産党』の内戦になりソビエト(ロシア)から武器を貰っていた中国共産党が最終的に勝利します。

さて、ここで台湾が出てきます。
台湾は第二次世界大戦中は日本の領土でしたが、戦争が終わりますと中華民国の中国国民党が回収して臨時政府を台湾に置きます。

先程もあったように中国国民党と共産党の内戦で、国民党は台湾に逃れたのです。

国民党が臨時政府を置きましたが、共産党も台湾まで攻めて来ようとします。
しかし、あとちょっとという所で国民党は共産党を食い止める事に成功するのです。

つまり中国の国民党は台湾を、中国の共産党は中国を統治していると言うのが現在も続いている構図となります。

中国に住んでいる方は台湾も全てが中国のものであり、「一つの中国」という考えがあります。
一方、台湾に住んでいる方にとっては、台湾は独立した一つの中国代表国だと主張しているのです。

両国の溝がわかった所で、ここにアメリカの台湾旅行法が関わってきますとどうなるか?という話に移ります。

実は台湾という国は多くの国から独立国として認められていません。(両国の関係性なども含めて日本も認めていないんですよ)

しかしアメリカは台湾との間に『台湾関係法』という法律が1979年に制定されています。
台湾を一つの国家として認めるという内容のものです。

この法律に加えて台湾旅行法というものができますと、

「何!?台湾は中国のものですけど!アメリカが政府の高官とか会うのは台湾じゃなくて中国なんですけど!勝手に外交関係とか築かないで欲しいんですけど!」

と中国は怒るわけなんですね。

アメリカが台湾旅行法を作ったのは、中国が近年海洋進出をしたり、中国とアメリカの貿易で赤字が減少しないなどの警戒感などで行ったと言われています。

これが今回のニュースですね。
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大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 IT関係の会社員をしながら、当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 また、WEBライターのお仕事もさせて頂いています。 ライターのご依頼はコチラ

2018/03/02(金) | 国際事情のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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