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なぜトランプ大統領はブロードコムがクアルコムを買収する事に禁止命令を出したのかわかりやすく解説して下さい




トランプ大統領がブロードコムによる米クアルコムの買収を禁じる命令を出した事がニュースとなっています。

今回はこのニュースをわかりやすく解説して行きたいと思います。



まずは二つの会社の事を知っていきましょう。

ブロードコム(Broadcom Ltd.)という会社はアメリカの会社なんですが、本社がシンガポールにあります。

法人税を安くするために、海外に会社を置いてるのです。

何を作ってる会社かと言いますと半導体です。

半導体って何?ってことですが、電気を通すものを導体(良導体)といい、逆に電気を通さない物を絶縁体(不導体)というのですが、その中間にあるものを半導体と言います。

半導体は条件によって電気を通したり、通さなかったりします。(例えば40度以上だと電気を通したりとか)この原理が非常に重要です。

電気を通したり通さないようにする事ができますといろんな事に応用できます。

例えば炊飯器ですね。
ずっと強い熱でご飯を焚いていたらコゲてしまいますよね?

半導体がスイッチをオンにしたりオフにしたり制御する事で炊飯器でお米を美味しく炊き上げたりする事ができるのです。

半導体はいろいろと種類がありますが、コンピュータに入っているものなんかは見た事があると思います。



まあこのような物をブロードコムは作っているのですね。

ブロードコムって日本じゃあまり聞かない会社ですが、実は世界第6位の半導体メーカーです。(2017年度)

1位2位はよく聞くかもしれません。

1位「サムスン電子」
2位「インテル」

です。(2017年度)

一方、クアルコム(Qualcomm, Inc)という会社ですが、こちらも同じ半導体を作っている会社です。

こちらはアメリカに会社が置いてあるのですが、2017年度では世界第5位の半導体メーカーです。

ただ、これは2017年度の話です。
今現在はブロードコムよりランクは低いのが実情です。というのは、2017年10~12月期では59億5300万ドル(約6510億円)の赤字を出しているからです。

EUのに独占禁止法による制裁金を払ったり、その他の訴訟問題を抱えているからです。

そしていろいろとあり、ブロードコムがクアルコムに買収する事を提案しました。

2つの会社は同じ半導体を作っている会社ですが、双方の会社で強みの部分を持っています。

ちょっと難しいですが、ブロードコムは通信インフラ向けの半導体で、一方のクアルコムはスマホ向けの通信用半導体やCPUを作っています。

両者が合併すれば強みの部分を生かして、シェアの拡大ができるのです。
買収にかかる金額は15兆円にもなります。

ただ、ブロードコムも負債が沢山ありまして、買収にかかるお金をどうやって捻出するか考えたり、クアルコムは買収価格が安すぎるので、拒否する考えを示したりしています。

さてそんな中、トランプ大統領がこの買収の話に禁止令を出しました。

なぜ禁止にしたかといいますと、「国家安全保障と経済を脅かすことになる」からです。

アメリカに会社を置いているクアルコムは先程申しました通り問題は抱えていますが世界でも指折りの半導体メーカーです。

そしてアメリカにとってはクアルコムは半導体技術開発で主導的な立場ににいるので重要な会社であるわけです。

しかし、シンガポールに本社を置くブロードコムに買収されてしまいますと、研究開発費などが縮小されてしまう可能性があります。

現在、半導体技術のライバルは中国です。
もし、開発技術に負けてしまった場合は中国の独占状態となり、経済的にもアメリカは大きなダメージを負ってしまうわけですね。

また国防にも問題が出てきます。
開発技術が低くなってしまいますと、通信技術などを提供する事が出来なくなってしまいます。

特に軍事などは今はITがかかせません。
最新の技術を提供してくれる会社が、軍事面を支えていると言っても過言ではありません。

このような会社が弱くなってしまいますと、兵器などの弱体化にもつながってしまうわけです。

そのような理由がある事で禁止令を出したわけですね。

今回はこのような事がニュースとなっているのです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 文章力を生かせる就職先を探しています!▶︎こちらからご連絡をお願い致します。

2018/03/14(水) | 経済のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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