パチンコ業界への規制が強くなり、倒産するパチンコ会社が増えた事がニュースとなっています。
今回はこのニュースをわかりやすく解説したいと思います。
私は人生で1回くらいしかパチンコをした事がないのですが、パチンコ業界としては昨今はかなり経営が厳しいようです。
以前は30兆円の規模でしたが、今は20兆円規模に縮小しました。
パチンコ業界への規制は昔から少しづつ行われて来ました。しかし、2015年頃から特に規制が進みました。
パチンコのクギ問題です。
パチンコには盤面にクギが打ち込んでありますよね?このクギはパチンコ玉の行方をコントロールする重要な役割をしています。要はこれがパチンコで言う勝ち負けにつながる1つの要因になります。
風営法ではこのクギに対して「おおむね垂直に打ち込まれてある」とされていればOKとしています。
パチンコ台は試験をパスされてお店に搬入されるわけですが、ちょっとだけクギが曲がっているとしても、細かい事抜きで言えばおおむね同一の性能であるのでお店に置く事が許可されてるのです。
同一の性能だから「ギャンブル的な違法性はなし」と見なしているのですね。
そしてお店に置かれた後はこのクギに対して、パチンコ業界から言えば「メンテナンス」をするのです。
「あ!クギが曲がってるよ〜真っ直ぐしなきゃ」(棒読み)と、ハンマーでクギを叩くわけです。
まあ、このメンテナンスにより当たりハズレが大きく変わってしまう台が出来てしまう事があるかもしれませんが、おおむね一緒です。(笑)
まあ完全に黒に近い話なんですが、何十年も警察が摘発しなかったわけですから違法ではないのでしょう。
所が2015年から警察が動き出したのです。
お店などに対してクギを曲げる行為を撲滅しようと改善期間を設けたのです。
しかし、これが減りません。
何故なら「搬入されて来た時に曲がってたから、垂直の状態に戻したらこの様になった」と言い訳できるからです。
もはや子供みたいな言い訳の話です。
そうなると今度は、搬入して来た側が曲げて来た事になります。
しかし、検査を受けて搬入しているわけですから、今度は検査をしている所にも責任が関係して来ます。
検査をしている所は警察の公安委員会です。
はい、もう訳のわからない事になりますね。
そして、2018年にはパチンコ玉やスロットのコインの出玉規制がかかりました。
簡単に言いますと、大当たりする回数や、パチンコ玉の出る数が変わってしまったのです。
つまり当たっても儲かる確率や金額が減ったのです。
なんでこのような規制に拍車がかかったかと言いますと、カジノ法案とオリンピックが関係していると言われています。
カジノを作るとなると、まずはギャンブル依存症を何とかしないといかん!という事になったのです。
そして世界中から外国人が来るので、巷にギャンブル施設があるとイメージが悪いのでイメージを変えようとしてるわけです。(外国人から見ると巷にギャンブル施設があるのは信じられないらしいです)
このような急速な規制などによって、遊戯場も新しい機種を置きにくい状態となったり、下請け会社も受注されなかったりして、倒産する会社が現在増えてきているのです。
これが今回のニュースですね。
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自己紹介
ブログ管理人:大佐

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2018/04/11(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)